アルゼンチンサッカー協会がUplandと提携、メタバース活用へ

公式ライセンス契約

アルゼンチンサッカー協会(AFA)は22日、メタバースプラットフォーム「Upland」と公式ライセンス契約を締結し、アルゼンチンプロサッカーリーグ(LPF)がUplandのメタバースに参入すると発表した。

AFAのクラウディオ・ファビアン・タピア会長は、「LPFはファン体験向上のために、新しいテクノロジーを活用する機会を長い間待ち望んでいた」と述べ、Uplandとの提携を歓迎。「トップレベルのテクノロジー及び新たなデジタル製品のクリエーターと提携が可能になったことで、全てのLPF加盟チームが新たな収入源を生み出せるようになった」と続けた。

AFAがメタバースに参入するのは今回が初めてだが、Uplandにとっても、LPFの試合映像の独占所有権をファンに提供する最初の例となるという。LPFは今後4年間にわたり、さまざまなNFT(非代替性トークン)を販売することで、新たな収入源を確保する。

Uplandのメタバースプラットフォームでは、アルゼンチンサッカーの選手やチーム、クラブをはじめ、チケット、ゲームプレイや歴史的瞬間の映像などのデジタルコレクティブルを提供。ユーザーはデジタルグッズの収集やバーチャル・ミートアップの体験を通して、選手やチーム、ファンコミュニティと交流できるようになる。

メタバースとは

メタバースとは、インターネット上に構築された多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバター(分身)を使い、音楽ライブなどのイベントに参加したり、ゲームをしたりして様々な楽しみ方ができる。

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Uplandとは

Uplandは「現実世界にマッピングされたバーチャル不動産戦略ゲーム」で、米シリコンバレーに本拠を置く「Uplandme」が開発・運営している。

ゲーム内のトークンを使用して、仮想土地を所有し、開発することができる。また不動産の売買や、バーチャルビジネス運営を通して収益を得ることも可能だ。

AFAのケースでUplandは、ファンがバーチャルビジネスを立ち上げ、LPFのデジタルグッズ等を販売することを提案している。販売の場は、Uplandがすでにオープンした22都市にある仮想不動産でプレイヤーが所有・運営するショップとなる。

UplandとAFAとの提携は、国際サッカー連盟(FIFA)とのパートナーシップに続くもので、サッカーファンのためのメタバースが広がっていくことになる。ファンはFIFAワールドカップの決勝戦のゴールなど、試合のハイライトシーンをデジタルグッズとして手に入れることが可能だ。

関連:Gala、メタバース領域の開発でUplandと提携

メッシがアルゼンチン紙幣に

サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で36年ぶりに優勝の栄冠を手にしたアルゼンチン。主将として代表チームを優勝に導いたリオネル・メッシは、すでに国民的英雄となっていたが、さらにその人気に拍車がかかったようだ。

現地メディア「El Financiero」によると、アルゼンチンの中央銀行は、W杯優勝の記念として記念硬貨もしくは記念紙幣の発行を検討。その一つとして、メッシの肖像を1,000ペソ紙幣に採用する案が明らかになった。

アルゼンチンのファンはこのアイディアに全面的に賛同。銀行関係者はこの紙幣がコレクターアイテムになると考えているそうだ。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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