ビットコイン価格年末1万ドル達成には、9月1週目の価格推移が重要となる|米OTC取引業者CEO
- bitFlyerメンテナンスでは動かず
- 日本時間早朝4時から始まったbitFlyerのメンテナンスが終了するも大きな影響は見られず、依然80万円目前で推移。堅調な推移を続けるビットコインが1万ドルに達するのに必要な重要ラインに関して、Genesis TradingのCEOがCNBC番組内で言及した。
ビットコイン価格推移
ビットコイン相場は30日、日本時間早朝4時から始まったbitFlyerのメンテナンスが終了するも大きな影響は見られず、依然80万円目前で推移しています。
bitFlyerのメンテナンスは1時間延長し、合計3時間で終了。現在は通常通り取り引きが行われている模様です。
値動きに変化がなかったことで、依然フィボナッチリトレースメント上での次の節目の50%戻しのラインとなる80万円には到達しておらず、今後も50%戻しラインが意識されている可能性はあります。
30日午前、業界の動きは?
米Yahoo Financeに4つの仮想通貨売買追加
米Yahoo Financeの売買プラットフォームにて、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH) 、ライトコイン(LTC)の仮想通貨4種類が新たに売買可能となったことが明らかになりました。
米yahoo financeは、株式銘柄や業績に関する基礎データが充実しており、米国住みの投資家に限らず、日本を含む多くの国から利用される確立された金融データベースです。
欧州連合(EU)、仮想通貨規制強化に関するミーティングを予定
EU28か国の財務大臣は、人気が加速する仮想通貨における挑戦と規制強化の必要性について、ミーティングを予定している事がブルームバーグなどの報道で明らかになりました。
議論内容は、規制強化が入っていることで以下のような厳しい内容となっているものの、業界健全化に必要とされる規制の議論が行われることは歓迎すべきものであると言えるでしょう。
- 仮想通貨に欠ける透明性
- マネーロンダリングや脱税
- テロ組織の資金源となり得る可能性
ミィーティング開催日程は9月7日を予定しているため、9月の重要な動きの1つになり得る可能性があります。
年内1万ドル到達に必要な要素
米国大手仮想通貨OTC取引ブローカーGenesis TradingのCEOを務めるMichael Moro氏は、CNBCの経済番組FastMoneyに出演し、現在のビットコイン相場について語りました。
Moro氏は、相場に関して以下のように説明しました。
先週、SECによる9つのビットコインETFの非承認という悪材料が出ても、BTC相場はウィンクルボス版非承認時の様に、5%10%以上の大きな下落は見られず、6200ドルレベルを維持できていたので、下落相場(ベア市場)はすでに勢いを失ったと考えられる。
また、どうやら投資家はETFの承認が近いうちに実現できないと理解しており、過度な注目がETFに集中しすぎず緩和している状況は、市場にとってはバランスの取れたセンチメントとなっているだろう。
そして、今後の相場に関して
1万ドルの価格へと回復するためには、BTCは激しい急騰(5%~10%)でなく、堅実且つ緩やかな上昇が必要不可欠だ。
さらに、重要なサポートラインは7150ドルであり、仮に来週までこのラインを維持できていれば、相場トレンドと投資家の心理も上向きとなり得るだろう
と言及、前向きな姿勢を示しました。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します