バイナンスアカデミー、AIチャットボット「Binance Sensei」を導入 ChatGPTの技術活用
ユーザー体験向上へ
大手暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するバイナンスは24日、教育プラットフォーム「バイナンスアカデミー」に、AI(人工知能)を活用したチャットボット「Binance Sensei」を導入した。
Binance Senseiには、米OpenAI社が開発したChatGPTの技術を活用。Binance Senseiを使用することで、バイナンスアカデミーのユーザーは、より直感的に情報にアクセスできるようになったと説明している。
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バイナンスアカデミーのウェブサイトにアクセスすると、Binance Senseiのチャットウィンドウが表示される。チャットウィンドウにキーワードや質問を入力すると、AIが回答したり、関連した記事を紹介してくれたりする仕組みだ。
Binance Senseiの回答は、バイナンスアカデミーや、その他の信頼できるオープンソースに書かれている情報に基づくと同社は説明。現時点では英語のみの対応だが、今後は他の言語にも対応していくとした。
なお、ChatGPTと同様、Binance Senseiの回答は、全てが正確であるとは限らないと説明している。
バイナンスアカデミーでは、無料で利用できる学習コンテンツを提供。2018年にローンチされ、以前は日本語にも対応していたが、現在は言語選択の欄に、日本語は表示されないようになっている。
バイナンスとは
取扱銘柄や取引高、登録者数が非常に多い大手仮想通貨取引所を運営。他にもベンチャーキャピタル部門の活動や教育コンテンツの提供、慈善活動など幅広い事業を展開している。2022年11月には、日本市場への進出を発表した。
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AIの注目度
AIは以前から関心を集めていた技術だが、OpenAI社が2022年11月にChatGPTをリリースしたり、OpenAI社にマイクロソフトが多額の追加出資をすることが報じられたりしたことで一気に注目度が高まり、開発競争にも火がついた。
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すでにブロックチェーン領域でもAIに関連するプロジェクトは存在しており、ChatGPTの動向で関連銘柄の価格が反応する動きもみられている。
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一方、一般メディアもChatGPTについて報じるなど注目度は非常に高いが、リスクを指摘する声も多く上がった。回答の正確性、AI使用による学力の低下、情報保護などに対する懸念が高まり、先月には開発の一時停止を要請する署名運動も開始されている。
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