- 一般管理費が68%増、技術・開発費も37%増
- 企業買収でフルペイメントスタック構築を目指す
月間アクティブユーザーは35%減
仮想通貨セルフカストディウォレットのExodus Movementは11日、2025年通期決算を発表した。通期売上高は前年比5%増の1億2160万ドル(約193億円)と過去最高を更新したものの、純損益は前年の1億1300万ドル(約180億円)の純利益から一転、1140万ドル(約18億円)の純損失を計上した。
通期の一般管理費が前年比68%増、技術・開発費が同37%増と大幅に膨らんだことに加え、デジタル資産の評価損拡大が収益を大きく圧迫した。
第4四半期単体では、売上高が前年同期比34%減の2950万ドルにとどまり、5320万ドル(約85億円)の純損失を記録した。前年同期が6700万ドルの純利益だったことと比べ、わずか1年で急激に悪化した。
比較対象の2024年第4四半期は、米大統領選やビットコインの初の10万ドル突破など市場の過熱期と重なり同社史上最高の売上高を記録した四半期であったことも、落差を際立たせた。
ユーザー離れも顕著で、月間アクティブユーザー数は150万人と前年同期の230万人から35%減少。四半期の取引所処理量も15億9000万ドルと前年同期比32%減となった。
一方で、主力B2B製品「XO Swap」は堅調で、第4四半期のB2Bパートナー経由取引量は4億1600万ドルと全体の26%を占めた。2025年11月に発表したW3C Corp買収が完了すれば、ステーブルコイン決済と組み合わせたクレジットカード発行が可能となり、フルペイメントスタックの構築が実現する見通しだ。
CEOのJP Richardson氏は「ステーブルコイン市場は3000億ドルを超え拡大を続けており、2026年は実行の年だ」と述べた。
なお、2025年12月31日時点の保有デジタル資産と流動資産の合計は1億6160万ドル(約257億円)で、うちビットコイン(BTC)が1億4920万ドルを占める。
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