念願のNYSE上場を実現
暗号資産(仮想通貨)ウォレットプロバイダーExodusが、水曜日に米大手証券取引所NYSEで株式取引を開始した。同社は今年5月に上場を準備していたが、予期せぬ遅れによりようやく実現した形となった。上場初日の価格は35%高で取引を終えた。
Exodusの最高財務責任者(CFO)であるJames Gertneztke氏によると、資本市場へのアクセスは、製品やマーケティングの推進、さらには企業買収にも役立つ可能性があるという。同社の2025年の重点目標については、伝統金融(TradFi)と仮想通貨のギャップを埋める製品、例えばパスキーやXOスワップの拡張などが挙げられている。
また、2015年設立のExodusは既に十分な資金を保有しており、資本市場へのアクセスが即座に大きな影響を与えるわけではないとGertneztke氏は述べた。同社の資金の蓄えには、1,900 BTCと2,660 ETHが含まれる。
同社の2024年第3四半期の収益は2,010万ドルで、純損失は約80万ドルだったことが11月の第3四半期報告書で明らかになった。収益の主な源泉は、法定通貨のオンボーディングを含む取引サービスや、ステーキング、コンサルティングサービスにある。
同社の時価総額は現在10.48億ドル規模となっている。
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