- BTC底値圏と分析
- ETF流入が新たな需要下支え
4年サイクルの構造的根拠を示す
約1,820億ドルの運用資産を擁する資産運用大手VanEckのCEO、ジャン・ヴァン・エック氏が3月2日、CNBCの番組「パワーランチ」に出演し、ビットコイン(BTC)が現在、サイクル上の底値圏を形成しつつあるとの見方を明らかにした。
ヴァン・エック氏は、ビットコインの価格形成における主要因として、発行上限2,100万枚という固定供給量と4年ごとの半減期メカニズムを挙げた。過去のサイクルでは3年間の上昇後に4年目で大幅な調整が生じており、2026年がまさにその4年目にあたると指摘した。
直近の価格動向を見ると、ビットコインは2月に6万2,000ドル台まで下落した後、反発に転じており、3月3日時点では約6万8,000ドル前後で推移している。年初来では依然として約22%下落し、2025年10月に記録した過去最高値からは40%以上低い水準にある。
市場構造面では、現サイクルから新たな変数として現物型ビットコインETFが加わっている。米国の現物ETFは直近の1取引日だけで約4億5,800万ドルの純流入を記録するなど、機関投資家の継続的な買い需要が従来のマイナー主導の供給ショックモデルに変化をもたらしており、サイクルが従来より長期化している可能性がある。
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ヴァン・エック氏はCNBCの取材に対し、2026年の価格低迷はビットコインのファンダメンタルズ悪化ではなく、サイクル的な調整局面であると強調した。また、暗号資産市場全体を見渡すと、コインベースやサークルなどの関連銘柄も同様の動きを見せており、ビットコイン単独の動向にとどまらないと述べた。
一方、オンチェーン分析会社CryptoQuantは、過去3サイクルのパターンを根拠に、真の底値形成は2026年6月から12月、最も可能性が高い時期として9月〜11月を見込んでいる。
さらに、スタンダードチャータード銀行は年末に向けて15万ドルへの到達を予測しているが、それには機関投資家の流入継続と世界経済環境の改善といった前提条件がある。
中東情勢をはじめとする地政学リスク、機関投資家の資金フローの持続性、そして7万ドルの壁を突破できるかどうかが、今後の方向性を左右する重要な注視ポイントとなる。
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