- 1万306BTC(約7.31億ドル)を新規ウォレットへ送金、取引所宛ては未確認
- 弁済期限は2026年10月末、残るBTCの動向が売り圧の焦点
破綻した仮想通貨取引所マウントゴックス(Mt. Gox)が2日、1万306BTC(約7.31億ドル)を新規ウォレットへ送金したことがオンチェーン分析企業アーカム(Arkham Intelligence)のデータで確認された。オンチェーン調査機関Lookonchainがこの動きをX(旧Twitter)で速報した。
今回の送金先は未タグのウォレットアドレスであり、仮想通貨取引所への入金は現時点で確認されていない。過去のマウントゴックスによる大規模送金はウォレット間の内部整理であることが多く、直ちに市場への売り圧につながるものではないとみられる。
弁済期限は2026年10月末、残高動向に注目
マウントゴックスの管財人である小林信明氏は2025年10月、債権者への弁済期限を3度目の延期として2026年10月31日に変更したと発表した。延期の理由として、一部債権者が必要な手続きを完了していないことや、手続き上の問題が生じていることを挙げている。
関連記事:マウントゴックス、債権者返済を再延期 未返済残高は3.4万BTC(約6000億円)
破綻した仮想通貨取引所Mt.Goxは、債権者への弁済期限を2026年10月まで再延期。19,500人に支払い完了も、依然3.4万BTC(約6,000億円)を保有している。
アーカムのデータによると、今回の送金後もマウントゴックスのウォレットには相当量のBTCが残存しているとみられる。残るBTCの弁済動向は仮想通貨市場における潜在的な売り圧として引き続き注視されている。
過去の大規模送金との比較
マウントゴックスは2025年11月にも約1万608BTCを移動させており、その際も取引所への直接入金は確認されなかった。
関連記事:マウントゴックス、ビットコイン1万BTCを動かす 弁済に進展か
破綻した暗号資産取引所マウントゴックスが11月18日、約1万608BTC(約1,470億円相当)を移動した。過去の大規模移動が債権者返済に先立って実施されてきた経緯から、今回も返済準備の可能性が指摘されている。同社は2024年7月から返済を開始しており、現在も約3万4,689BTCが未配布となっている。
また2025年3月には9億ドル超の送金が行われ、その一部がカストディアンのビットゴー(BitGo)に着金したことが確認されている。今回の送金が弁済の準備段階にあたるのか、単なる内部ウォレット整理なのかは現時点で明らかにされていない。
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