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米CFTC、予測市場における「テンプレート型」一括契約認証に注意喚起 審査困難と指摘

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 種類の違う契約の「テンプレート型」申請で審査困難に
  • 適切・不適切事例を示す

一括認証に関する勧告を発表

米商品先物取引委員会(CFTC)市場監督部は24日、予測市場における包括的な「テンプレート型」契約の自己認証慣行に関して、法的拘束力のない勧告を発表した。

異なる決済手法など詳細が異なる複数の契約を一つの「広範なテンプレート」によって一括申請する事例が増えていると指摘。これは、CFTCのスタッフが規制要件に契約が適合しているかどうかを適切に審査することを妨げるものだとして、是正を求めている。

予測市場とは

政治・経済・スポーツなど多様なイベントの結果を予測し、資金を賭けて取引できる市場。代表的なプラットフォームにポリマーケットやカルシがある。

改めて、個別の契約ごとに詳細を届け出るか、あらかじめ個別に証明・承認された特定の契約を基準として引用した上で、それと同一の決済ソース・算出方法を持つ密接に関連した契約群として申請することを求めている。特に、価格決定の仕組みやデータの参照元が同一であることを証明し、市場操作の防止に努めるよう注意を促した。

CFTCの規制の下では、カルシやポリマーケット含む指定契約市場(DCM)の事業者が、書面による自己証明(self-certification)を提出することで、新しい契約を上場・取引開始することを可能とする仕組みがある。

事前にCFTCの承認を得てから商品を上場するのではなく、事業者側が「この契約はCFTCの規制要件を満たしている」と自ら確認し、その書類を提出するだけで、原則として翌営業日から取引を開始できる。

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「クラス認証」が可能となる条件

CFTCは、一連のイベント契約を一つの申請で認証(クラス認証)するための条件を改めて確認した。そのグループ内の各スワップが、参照価格などの計算において同一の価格ソースや手順に基づいていることや、クラス内の各スワップが同一の通貨に基づいていることなど複数の条件がある。

CFTCは適切な事例としては、以下を挙げた。

  • FIFAワールドカップの全試合(同一のルールと価格設定手法を用いる場合)
  • 同一の選挙投票における複数の結果
  • 同一の選考プロセスによる授賞式のノミネート(アカデミー賞の作品賞と監督賞など)
  • 同一の観測所・測定手法による特定の都市の降水量。

一方で、不適切な例としては、FIFAワールドカップの契約を引用し、それと同様のものとしてルールや価格設定などの条件が異なるMLSリーグカップ(サッカー)の試合を申請する例を示している。

CFTCは、イベント結果の操作耐性や信頼性を評価するためにも、その根拠となるデータソースを明確に特定することが求められるとも述べた。

予測市場は、その集合知的な可能性が期待される一方、新たな分野であるためまだ規制が追いついていないところがある。最近では予測市場カルシにおいて、ある曲が「6月に米国で最も再生された曲」になるかという市場が不正操作された疑いが浮上した。

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