世界2位の証券取引所ナスダック:Twitter投稿などから仮想通貨の価格予想を行うツールを開発中か

Nasdaqが仮想通貨対象の価格予想ツール開発中か
世界最大級の証券取引所「米Nasdaq」が、機関投資家向けの仮想通貨分析ツールを開発中であるとCoindeskが報じた。 機械学習や自然言語処理などの技術を用いて、Twitterなどのソーシャルメディア上の仮想通貨に関する投稿を元に、価格予想を行うものだとされている。
Nasdaqとは
世界で2番目に大きい証券取引所(一位はニューヨーク証券取引所)で、ベンチャー企業やハイテク企業が多く上場いる。有名な上場企業にはアップルやアマゾン、任天堂などが挙げられる。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

世界第2位の証券取引所「米Nasdaq」は現在、機械学習や自然言語処理などの技術を用いて、仮想通貨の価格を予想する分析ツールを開発中である事が、昨年発足したNasdaqの「Analytics Hub」の関係者からの情報で明らかになりました。

新システムは、Twitterをはじめとしたソーシャルメディアで流行している仮想通貨に関する投稿を元に、価格予想を可能にします。

Nasdaqは、仮想通貨を直接的には取引していませんが、以前から可能性を示唆する動きは見せていました。

結果的には実現しなかったものの、昨年末CboeやCMEがビットコイン先物の取引を開始した際、ビットコイン先物に興味を示していたことが報じられています。

また今年4月には、NasdaqのCEOが、将来的に仮想通貨取引所開設を前向きに検討している事を明かしていました。

さらに、直接的ではないものの、ウィンクルボス兄弟の運営する仮想通貨取引所Geminiをはじめとした、複数の仮想通貨取引所にNasdaqの取引所技術を有料で提供しています。

Coindeskによると、Nasdaqは2018年11月を目安に主要500の仮想通貨を対象に、ウォレットの資金流入、取引所データとSNSデータをもとにした価格予想ツールを開発しているとされています。

CoinPostの関連記事

ナスダックCEOを務めるAdena Friedman氏は、仮想通貨市場参入などに関するインタビューで、仮想通貨市場は規制がまだまだ不足している点や、価格がハイプサイクルの頂点にある状況であり、現状では市場参入より、技術提供者として技術提供に力を入れていることを言及しました。
他の金融市場と比較するとまだまだ市場規模は小さく、米株式市場では、機関投資家の比率が60%を占め、個人投資家の割合は約33%に過ぎないが、仮想通貨市場は、約95%以上が個人投資家によって占められている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

コメントしてBTCを貰おう 新着ニュースをチェック

速報

新着記事

人気記事ランキング