NYダウ・仮想通貨関連株全面安、アップルはMRヘッドセットを発表|6日金融短観
6/6(火)朝の相場動向(前日比)
- NYダウ:33,562ドル -0.5%
- ナスダック:13,229ドル -0.08%
- 日経平均:32,217円 +2.2%
- 米ドル/円:139.5 -0.3%
- 米ドル指数:104 0%
- 米国債10年:年利回り3.69 -0.1%
- 金先物:1,977.7ドル -0.02%
- ビットコイン:25,575ドル -5.9%
- イーサリアム:1,802ドル -5.2%
伝統金融
暗号資産
本日のNYダウ・ナスダック
本日のNYダウは−199.9ドルと反落。ナスダックも−11.3ドル安で取引を終えた。市場は来週の米CPIとFOMCに向けて様子見の雰囲気を強めているようだ。
現時点で6月利上げ休止への観測は76%程度で推移している。
なお、日経平均株価は5日に3万2,000円台を突破しバブル崩壊以降の最高値を更新した。
米債務問題解決
米債務問題については、バイデン米大統領が3日に連邦債務上限に関する法案に署名し「財政責任法」を成立させた。これにより、米国のデフォルト(債務不履行)と経済への壊滅的な打撃は避けられた。
財政責任法は、2025年1月1日まで債務上限の適用を停止し今後2年間の連邦政府歳出に上限を設ける内容だ。
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石油減産
石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成される「OPECプラス」は4日、減産合意を2024年末まで延長することで合意した。サウジアラビアは自主的に7月に日量100万バレルを追加で減産すると表明した。
サウジアラビアの追加削減表明を受けて原油先物相場はアジア時間5日早朝に一時的に急伸した。米石油大手のシェブロンとエクソンモービルの株価も上昇したがその後下げに転じた。
世界景気減速への懸念から下落基調にある原油価格を下支えするために、サウジなど8カ国は今年の4月に23年末まで自主的に日量計116万バレル減産すると発表した背景がある。
経済指標
- 6月13日21時30分(火):5月消費者物価指数(CPI)
- 6月14日21時30分(水):5月卸売物価指数(PPI)
- 6月15日3時00分(木):米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利発表
米国株
本日はアップルの複合現実(MR)ヘッドセット発表が注目を集めていたが、他のIT・ハイテク銘柄は様子見の雰囲気が強かった模様だ。個別銘柄の前日比:NVIDIA-0.4%、c3.ai+9.4%、AMD+0.05%、テスラ+3%、マイクロソフト+0.1%、アルファベット+1%、アマゾン+0.8%、アップル+1.4%、メタ+0.4%。
アップル「Vision Pro」
アップルは日本時間本日の早朝より年次開発者会議「WWDC23」を開催し、「Vision Pro」というMRヘッドセットを発表した。
Apple Vision Proは3,499ドル(48.7万円)で2024年の早期に提供予定だが、「高すぎる」価格が悪材料となったようでアップルの株価はWWDC23の基調講演開始時点の184.56ドルから一時178.15ドルまで低下した。
Apple Vision Proは、Meta Questなどにあるコントローラーなどが存在せず、手のジェスチャーや声によって直感的に操作できる。実空間とコンピュータのディスプレイを融合するMR技術に対応し、ユーザーの存在する空間に、映像や写真、ゲームといったデジタルコンテンツが物理的に存在しているかのように感じられるという。
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仮想通貨関連株全面安
- コインベース|58.7ドル(-9%/-9.1%)
- マイクロストラテジー|276.3ドル(-8.5%/-8.5%)
- マラソン・デジタル|9.1ドル(-8.3%/-8.4%)
仮想通貨関連株は米SECによるバイナンスの訴訟を受けて全面安となった。
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