日銀がYCC修正案を議論予定、セコイアの仮想通貨ファンド規模縮小など|28日朝の重要速報まとめ
28日朝の重要速報まとめ
日本時間朝方までの仮想通貨関連注目ニュースをまとめている。
日銀がYCC修正案を議論予定(注目度:★★★★☆)
日銀は28日に開く金融政策決定会合でイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)の修正案を議論すると、日本経済新聞が報じた。長期金利の操作上限は0.5%のまま据え置くものの、市場動向に応じて0.5%を一定程度超えることも容認する案が浮上したという。
この報道を受けて、円は対ドルで急伸し一時138円77銭を付けた。
Sequoiaの仮想通貨ファンド規模縮小(注目度:★★★★☆)
米VC大手セコイアは自社の仮想通貨ファンドの規模を5.85億ドルから2億ドルへ縮小した。WSJが報じた。
規模縮小の対象になったのは仮想通貨ファンドだけでなく、ベンチャーファンドへ投資するエコシステムファンドも9億ドルから4.5億ドルへ半減。セコイアは長引くベア相場を反映させるため今年の3月に規模縮小の計画を投資家に伝えていた。
一方、仮想通貨ファンドでは今後、大手Web3企業ではなく新興企業を支援することに重点を置く予定だという。セコイアはFTXの破綻で、FTXへの投資をゼロに評価減することを余儀なくされた経緯がある。
アニモカ 「hi」に3,000万ドル出資予定(注目度:★★★☆☆)
Web3大手企業アニモカ(Animoca Brands)は、仮想通貨アプリ「hi」に3,000万ドル出資し、「ユニーク・ヒューマン認証メカニズム」と呼ばれる人間認証技術を開発者に提供するために協力する予定だ。Worldcoinのローンチで人間認証技術の競争は激しくなっていきそうだ。
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hiアプリは仮想通貨交換や仮想通貨デビットカードといったデジタルバンキングサービスを提供。発表によると、350万人のユーザーがhiに登録しているという。
ツイッター(X)ハンドルで送金可能へ(注目度:★★★☆☆)
Sukuウォレットは、ツイッターのハンドルを仮想通貨・NFTの送金先アドレスとして利用できると発表した。
また、先日ポリゴンと提携し、ツイートで@0xPolygonと@SukuThisをタグするだけで、計5万個の「open edition NFT collection」をミントできるキャンペーンを実施した。
OKXがソラナ財団と提携(注目度:★★★☆☆)
Web3取引所大手OKXはソラナ財団と提携し、「エコシステムウィーク」をローンチした。ソラナエコシステムの開発と開発者コミュニティを支援する。
エコシステムウィークに際し、OKX傘下のWeb3ウォレットOKX Walletは8つのソラナ基盤プロジェクト「Raydium、Marginfi、Jet Protocol、Jupiter、Meteora、Aurory、Defi Land、Cypher」と統合し接続可能にした。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します