欧州MiCA法施行に向けてバイナンスのステーブルコイン対応は|22日朝の重要速報まとめ
22日朝の重要速報まとめ
日本時間朝方までの仮想通貨関連注目ニュースをまとめている。
バイナンス 欧州でステーブルコイン上場廃止検討か CZ氏否定(注目度:★★★★☆)
バイナンスは来年6月までに欧州市場でステーブルコインの上場廃止を検討する可能性があるようだ。バイナンス・フランスの代表弁護士が発言したという。
この可能性はEUのMiCA法に関連している。MiCA法は来年6月末より有効となるが、欧州銀行監督機構(EBA)の関係者はこれまですでに市場に出回っているステーブルコインにはコンプライアンスの猶予期間がないと強調。ライセンスを取得するまでの間既存のステーブルコインの流通が可能かどうかが焦点となる。現時点ではライセンスを得ている企業は存在しないようだ。
一方、バイナンスのCZ氏は実際ステーブルコインの上場廃止の報道について「FUD」とし、「実際、いくつかのパートナーがユーロやその他の通貨のステーブルコインを、完全にコンプライアンスに準拠した方法で発行する予定だ」と述べた。
MiCAのステーブルコイン規制では、ステーブルコインの発行者は、顧客資金を裏付けるための十分な現金を保有しなければならない。
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テザー ビットコインマイナーの株を取得(注目度:★★★☆☆)
USDTステーブルコインの発行企業テザーはドイツ発のビットコイン採掘企業Northern Data Groupに投資し株式を取得した。具体的な投資額は明かされていない。Northern Data Group(NB2)はドイツの上場企業だ。
テザーによる投資は、AIやP2P通信、データ保管といった分野の開拓に関わるものだという。
今年7月、Northern Data Groupはテザーの関連会社Damoonの買収に合意。この取引によって、Northern Data Groupが最新世代のAI用のGPUハードウェアを4億ユーロで取得する予定だ。
テザーはこれまでもビットコイン採掘企業への投資を行ってきた。6月に、エルサルバドルでビットコインマイニングファームの建設を目指すスタートアップ企業「Volcano Energy(ボルケーノエナジー)」に出資したと発表した。
関連:テザー社のビットコイン保有量、推定55000BTCで世界11位の可能性
Pancakeswap 法定通貨からアクセス可能に(注目度:★★★☆☆)
仮想通貨分散型取引所Pancakeswapは法定通貨決済プロバイダー「Transak」のサービスを導入した。
Transakを利用すると、デビットカード、Google Pay、Apple Pay、銀行振込の利用が可能となり、ユーザーの資金転送の利便性が高まる。Transakを導入する以前からMercuryoとMoonpayという法定通貨サービスも導入していた。
Pancakeswapは現在、BNBチェーンやイーサリアム、Baseを含む8つのブロックチェーンに対応しており、TVLが13億ドルを超えている。
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昨日の見逃し配信 (注目度:★★★☆☆)
マウントゴックス弁済期限、2024年10月末まで1年延長
2014年に経営破綻した仮想通貨取引所、マウントゴックス(Mt Gox)の債権者へのビットコインや現金による弁済の期限は1年延長された。ビットコインの売圧軽減につながるが、10年以上弁済を待ち続けている投資家にとっては不確実な状況が続く。 (記事はこちら)
コナミ初のweb3プロジェクト「ZIRCON」、東京ゲームショウで発表
国内ゲーム大手企業のコナミデジタルエンタテインメントは昨日、「東京ゲームショウ2023(TGS2023)」のステージで、ブロックチェーン技術を活用してファンタジー世界をコミュニティと共創することができる「PROJECT ZIRCON(プロジェクト・ジルコン)」を発表した。(記事はこちら)
重要経済指標(注目度:★★★★☆)
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