Uniswap Labs、ETHやUSDCで交換手数料徴収へ
Uniswap Labs側初の手数料徴収
大手DEX Uniswapを開発・維持するUniswap Labsは明日から「インターフェイス手数料」を課すと発表した。初のプロトコル側の手数料徴収となる。
発表によると、インターフェイス手数料は0.15%で、Uniswap公式サイトのフロントエンド利用時に発生するもので、アグリゲーターやスマートコントラクトを通した利用は徴収対象にならない。また、全ての通貨ペアから徴収するのでなく、ETH、USDC、WETH、USDT、DAI、WBTC、agEUR、GUSD、LUSD、EUROC、XSGDのみ対象となる。また、ステーブルコイン同士とETH/WETHのスワップは対象外となるという。
手数料徴収の実施について創設者のHayden Adam氏は「ラボ側が手数料を得ることで、DeFiの更なる研究、開発、製造、出荷、改善、拡大を続けることができる」と述べた。
Uniswapはプロトコル上、集権的取引所のような取引手数料は今まで徴収されておらず、流動性プロバイダーによる各プールにおける交換手数料(0.01%〜1%)のみ課せられている。流動性プロバイダーの手数料はプロトコルに分配されない。UNIトークン保有者(有権者)は以前手数料の徴収と分配を図ろうとしていたが、今年6月のガバナンス投票で徴収しないと決められている。
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