好決算でNetflix高騰、パウエル議長発言に株市場反応|20日金融短観

10/20(金)朝の相場動向(前日比)

仮想通貨関連銘柄

  • コインベース|73.1ドル(-1.1%)
  • マイクロストラテジー|342.3ドル(+4%)
  • マラソン|7.7ドル(-0.3%)

本日の仮想通貨関連株銘柄ではマイクロストラテジーの上昇率が目立った。パウエルFRB議長のNYエコノミッククラブでの講演内容がややタカ派だったことがナスダックなどの指数を引き下げた格好だ。議長は「不確実性とリスクがある中、FRBは慎重に進んでいる」としながらも「追加利上げの度合い、そして景気抑制的な政策を維持する期間については今後入手するデータやリスクバランスの全体像をもとに判断する」として「金利レベルおよび期間が十分ではない可能性もある」と意見した。一方、議長の新たな発言を受けて「今回の発言は11月2日FOMCでの金利据え置きを確実にした」との見解が出ている。

仮想通貨取引所コインベースに関しては昨日、欧州連合法人の所在地としてアイルランドを選択し、EUの新しい仮想通貨市場規則(MiCA)に基づくライセンスをアイルランド中央銀行に申請した。

なお、今週から本格的に米企業決算のシーズン(3Q)に入っており、マイクロストラテジーが11月1日に、ブロックが11月2日に予定している。

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国内仮想通貨・ブロックチェーン関連銘柄

  • マネックスグループ|635円(-1%)
  • クシム|392円(-3.9%)
  • ドリコム|560円(-0.8%)
  • バンダイナムコホールディングス|3,111円(-1.2%)

日経平均上位3騰落率(東証プライム)

  • カナデン:1,450円 +7.3%
  • IDOM:875円 +7%
  • ヴィアHD:105円 +6%
  • アンビスHD:2,385円 -7.3%
  • JMDC:4,993円 -7.5%
  • コプロHD:1,229円 -8.8%

19日の日経平均はエスカレートしている中東情勢や米国債利回り上昇が重荷となり−611.6円の31,430円で取引を終えた。東証株価指数(TOPIX)は−31円の2,264円で取引を終了した。リスク回避の動きが見られた。

バンダイナムコについては「ガンダムメタバース」のクライアントファイルダウンロードを急遽停止すると発表した。10月6日より始まったガンダムテーマの独自のメタバースにおける先行アクセスだが、理由については明記されていないが、一部のユーザーからは来年1月公開予定のアニメ映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」に関する設計ファイルがメタバース内に流出されていたことが理由だという。

来週から国内企業の本格的な決算シーズンに入る。Web3・仮想通貨関連では10月26日にドリコムが、10月27日にはマネックス・グループが決算発表を控えている。

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伝統金融 米国株続落

  • NYダウ:33,414 -0.7%
  • ナスダック:13,186 -0.9%
  • 日経平均:31,430 -1.9%
  • 上海総合指数:3,005 -1.7%
  • 米ドル/円:149.8 -0.07%
  • 原油先物WTI:89.3ドル +0.1%
  • 金先物:1,985ドル -0.06%
  • ビットコイン:28,669ドル +1.1%
  • イーサリアム:1,565ドル 0%
  • XRP:0.51ドル +4.3%

相場を動かした主な材料は以下4点。

  • パウエル議長発言
  • 原油相場一時91ドル
  • 米国債利回り5%に接近 2年債利回り低下 米ドル下落
  • 金利スワップ市場利下げ観測=来年7月

主要IT・ハイテク銘柄 全面安

  • エヌビディア:421ドル -0.2%
  • AMD:102.4ドル +0.2%
  • テスラ:220ドル -9.3%
  • アップル:175.4ドル -0.2%
  • ネットフリックス:401.7ドル +16%

米半導体大手AMDは昨夜、次世代Ryzen Threadripper 7000シリーズデスクトップ・プロセッサーを発表し、新しいRyzen Threadripper PRO 7000 WXシリーズチップとともに11月21日に発売すると発表した。

企業決算:ネットフリックス

ネットフリックスの株価は前日比16%高。7-9月期(3Q)のサブスク会員数が876万人増加し予想を大きく上回り、総数は2億4720万人に達したことが材料視された。今年のサブスク会員数の伸びは2,000万人を超える軌道に乗っており、2022年の900万人弱から大きく増加する見通しだ。また、米国・欧州国で月額料金を一部値上げする方針も発表した。

今週以降の重要経済指標

来週はFRBが重要視する複数のデータが発表される予定だ。

  • 10/20(金)8:30 日本9月全国消費者物価指数(CPI)
  • 10/24(火)22:45 米10月総合購買担当者景気指数(PMI)
  • 10/25(水)23:00 米9月新築住宅販売件数
  • 10/26(木)21:30 米7-9月期四半期実質国内総生産
  • 10/27(金)21:30 米9月個人消費支出(デフレーター)
  • 11/02(木)3:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利発表

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