世界大手WebブラウザのOperaがLedger Capitalと提携を発表

OperaとLedger Capitalが提携
大手WebブラウザOperaとブロックチェーンコンサルティングを手がけるLedger Capitalが提携を発表した。ブロックチェーンアプリケーションのユースケース、Opera製品での活用を見出すべく取り組んでいくとしている。
Operaの仮想通貨への取り組み
Operaはこれまで他の主要なWebブラウザに先駆けて仮想通貨ウォレットをブラウザに組み込むなど、積極的な取り組みを見せてきている。
Operaとは
世界のウェブブラウザシェアランキング8位に入る、ノルウェー発祥の大手ウェブブラウザである。現在は中国の奇虎360に6億アメリカドルで売却され、同社の傘下となっている。

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OperaとLedger Capitalが提携

ウェブブラウザOperaの開発元であるOpera社が、Ledger Capitalと提携することを発表しました。

Ledger Capitalはブロックチェーンのコンサルティングなどを行う会社として知られています。

これによりブロックチェーンのアプリケーションのユースケースを模索し、またOpera製品とエコシステムへのブロックチェーンの適用を試みていくとのことです。

Ledger CapitalのDing’an Fei氏は以下のように述べています。

Operaはブラウザに仮想通貨ウォレットを組み込んでいたり、またBitmainのような世界最大手の仮想通貨関連企業からの出資も受けているなど、Webブラウザの中でも特に最先端を行っています。 Operaの大規模なエコシステムと技術を活かして、ユーザーの基盤とそのブロックチェーンを拡大していけることを楽しみにしています。

Operaの仮想通貨への取り組み

Operaはこれまでも報道されているように、主要なWebブラウザとしては初めて仮想通貨ウォレットを組み込んだものとなっており、担当者は仮想通貨決済は携帯電話でのデジタル決済のようなもの、と話していました。

同担当者は、この機能によって販売事業者やコンテンツのクリエイターにさらなる可能性をもたらしていると話しています。

今年の7月にはアンドロイド版の仮想通貨ウォレット搭載のブラウザもリリースしています。

これに関連してOperaは今月、仮想通貨ウォレット内蔵のデスクトップ版ブラウザLabの特別エディションを発表していました。

このエディションでは、アンドロイドスマホと連携して、Web3.0やDappsでの取引の承認をブラウザで行うことができるようになっています。

昨年12月、Operaは仮想通貨マイニング関連の広告をブロックするようにデスクトップ版で設定し、さらにそれをスマホ版にも拡大しました。

同様に大手WebブラウザのFirefoxも先月、勝手にPCなどの電力を使ってマイニングを行うウイルスを今後のバージョンではブロックすると発表しています。

Operaは1995年にノルウェーで設立された会社で、昨年2017年には1億2890万ドル(約146億円)、そのうち純利益は610万ドル(約6億9000万円)となっています。

また、今年はじめ時点で同社のユーザー数は全世界で3億2200万人にのぼるとされています。

今年の6月、Operaはアメリカの株式市場に上場の申請を行っており、これによって新たに1億1500万ドル(約130億円)の資金調達を行う狙いです。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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