ミームコイン「Floki」価格高騰、RWAトークン化市場参入へ

RWA市場に参入

イーロン・マスク氏の愛犬の名を冠したWeb3プロジェクト「Floki」は27日、暗号資産(仮想通貨)とトークン化資産のプラットフォーム「TokenFi」をローンチしたことを発表した。

発表の中で、トークン化資産の市場は2030年までに約2,400兆円(16兆ドル)規模になると試算されていると指摘。ブロックチェーン領域で現実資産(RWA)のトークン化に対する注目度が高まる中、Flokiも市場に参入する狙いだ。

他にもFlokiは、米資産運用最大手ブラックロックが、トークン化市場の可能性を高く評価していると説明。同社が「トークン化は市場における次の革命」とみていると述べている。このようにブラックロックが考えていることは以前から知られていた。

TokenFiの公式ウェブサイトでは「現在標準となっているトークン化プロセスは時間がかかり、一般ユーザーには高価である」と課題を指摘。TokenFiはこういった課題を解決するためのプラットフォームだとし、コードを書かなくても資産をトークン化できると説明した。

今回のプラットフォームでは、独自トークン「TokenFi(TOKEN)」を発行する。供給数量は100億トークンで、イーサリアム(ETH)とBNBチェーンのブロックチェーンで半分ずつ発行するとした。

TOKENの取引は日本時間28日0時からユニスワップとPancakeSwapで開始するとしており、「CoinGecko」のデータによると本記事執筆時点の価格は0.0075円(0.00004988ドル)である。

なお、「CoinDesk」によれば、TokenFiはまずはイーサリアムとBNBチェーン、opBNB、Base、Arbitrumにローンチし、その後に他のブロックチェーンにも展開していくという。これらのプロジェクトは、公式ウェブサイトの上部にパートナーのように表示もされている。

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Flokiとは

Flokiは最初、犬をモチーフにしたミームプロジェクトとして2021年6月に活動を開始した。開始のきっかけはマスク氏の「私のシバイヌの名前はFlokiにする」というツイートだという。しかし、プロジェクト開始後に発展し、今は様々なプロジェクトを展開している。

公式ウェブサイトでは、ユースケースは3DのNFTメタバース、DeFi(分散型金融)、仮想通貨教育プラットフォーム、グッズのショップなどとしており幅が広い。他に慈善活動にも取り組んでいる。

Flokiのエコシステムには、FLOKIというユーティリティトークンがある。27日にはイーサリアムとBNBチェーンでステーキングをローンチしたことも発表。CoinGeckoによれば、FLOKIの価格は前週比で81%超上昇している。

ステーキングとは

一般的に、仮想通貨を所定の期間、預け入れることで報酬が得られる仕組みやサービスのこと。仮想通貨を預け入れることでブロックチェーンネットワークの運営に貢献し、対価として報酬を得られる。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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