リップル国際カンファレンス『SWELL』2日目の注目講演|タイ最大級サイアム商業銀行など
- 明日の注目講演をピックアップ
- SWELL2日目も注目スピーカーが多数登壇予定。XRP(リップル)にも関連する「世界各国の仮想通貨規制」について、タイ最大級のサイアム商業銀行による「送金サービスの改善方法」など、その内容が注目される。
リップル社主催の国際カンファレンス「SWELL 2018」が、仮想通貨市場を賑わせている。
初日には、90年代のインターネット黎明期にイノベーション政策を掲げた米国のビル・クリントン元大統領、リップル社CEOのGarlinghouse氏、サンタンダー・グループの発言内容など、詳細はこちらから。
SWELL2日目のスケジュール
- SURVEY SAYS…(リップル社マーケティング戦略チーフが調査結果を発表)
- THE FUTURE OF COMMERCE:商業の未来
- FLASHTALK: HOW WE IMPROVED RETAIL REMITTANCES サイアム商業銀行:送金サービスの改善方法
- FLASHTALK: HOW PAYMENTS IMPROVED OUR CUSTOMER EXPERIENCE 経験価値(CX)の改善
- FLASHTALK: HOW WE’RE SOLVING THE CROSS-NETWORK SETTLEMENT PROBLEM GLOBALLY ネットワーク間の国際決済
- FUTURISTS IN BLOCKCHAIN AND PAYMENTS フューチャリスト達が語るブロックチェーンと決済
- THE 800 POUND GORILLA: DIGITAL ASSET ADOPTION 威圧的な問題:仮想資産の採択
10/2(火)
注目イベント
10月2日も、米国西海岸(PST)でリップル社の注目イベントは続く。
8つある講演の中でも、特に注目の講演をピックアップした。
なお、日本と16時間の時差がある為、時間は日本時間換算となる。
(AM2:00〜)世界各国の仮想通貨規制について
2日目の注目講演内容は、G20でも議題にされている世界各国の「仮想通貨規制」についてのスピーチが予定されている。
アメリカニューヨーク州で、初のビットライセンス(ニューヨーク州での仮想通貨取引業を可能にする厳格なライセンス)制度設立時に重要な役割を担ったBen Lawsky氏や、タイの証券取引委員会からフィンテックディレクター、さらに国際通貨基金からも登壇者が訪れるなど、高い注目度が予想される。
関連するテーマとしては、仮想通貨の「有価証券問題」への言及がある可能性も考えられる。今年4月には、サンディエゴに拠点を置く法律事務所Taylor-Copeland lawが、リップル社に対し集団訴訟を提起。 リップル社が無登録のままXRPトークンを売り出した事は、「米国の州及び連邦証券法」の違反に当たると原告側は主張していた。
(AM5:00〜)サイアム商業銀行:送金サービスの改善方法
もう一つ、重要と思われる講演がこちら。
先日コインポストでも報道した通り、リップル社はSWELL開幕直前に新機能となるマルチホップ(Multi-Hop)を紹介した。
その新機能を最初に利用することとなる、タイ国内最大級のサイアム商業銀行が、送金サービスについて語るために登壇。
「仮想通貨に関する規制や、法定通貨が異なることから複雑化している送金の現状に対して、どのようなソリューションを提供するか注視するべきだ。」としている。
YouTubeチャンネルなど、今回のカンファレンス「SWELL」に関するRipple社公式SNSの情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します