Phantomウォレット、SOL・ETHのクロスチェーン取引機能をリリース
ETHから流動性を流し込む施策
ソラナ(SOL)中心の仮想通貨ウォレットPhantomはETHエコシステムから流動性を引き入れる施策として、ソラナチェーンとイーサリアムチェーンに対応したクロスチェーン取引機能をローンチした。
この機能「Cross-Chain Swapper」は先週Phantomがティザー(チラ見せ)したもので、ウォレット内でETHおよびERC20トークンをソラナにブリッジすることが可能になった。
Cross-Chain Swapperの特徴は、「Refuel(リフューエル)」という機能で、送金額の一部を送信先のチェーンのネイティブトークンとして届け、そのチェーンでガス代不足による取引トラブルを解消する。例えば、イーサリアム版ETHをソラナ版USDCに替える際に、ガス代のSOLがなくてもあらかじめETHの一部を必要なガス代分としてSOLに替えてソラナチェーンで手数料を払えるようにすることだ。
このクロスチェーン取引機能現在Solana、Ethereum、Polygonチェーンに対応。利用できるトークンについては送信元のトークンはそのチェーン上の全トークンで、目的地チェーンのトークンはUSDCかUSDTとなっている。
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