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ZachXBTがAxiom従業員のインサイダー取引疑惑を報告、1.5億円超の賭け利益も判明

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • Axiom社員が内部ツールで利用者ウォレットを無断閲覧
  • 予測市場で事前に賭けた12口座が総額1.5億円超の利益

インサイダー取引疑惑を告発

ブロックチェーン探偵ZachXBT氏は26日、仮想通貨取引プラットフォームAxiomに関する調査報告書を公開し、上級社員のBroox Bauer氏が内部の顧客サポートツールを悪用して利用者のウォレット情報に不正アクセスし、インサイダー取引を行っていた疑いがあると告発した。

報告書によると、ニューヨーク在住のBauer氏は2025年初頭から、Axiomの内部ダッシュボードを通じてウォレットアドレス・取引履歴・紐づけアカウントなどの機密データを閲覧。ZachXBT氏が入手した音声記録では、Bauer氏が「不審に見えないよう、調査するウォレット数を徐々に増やしていく」と述べる様子が記録されており、同氏は仮想通貨分野の主要インフルエンサー(KOL)の非公開ウォレットをGoogleスプレッドシートにまとめていたとされる。

Axiomは2024年にMistとCalが共同創業し、YコンビネーターのWinter 2025バッチを経て急成長した。ZachXBT氏によれば、同社はこれまでに累計3億9,000万ドル超の収益を上げており、内部の従業員は利用者の広範なウォレット・取引データに高い権限でアクセス可能となっていたという。

関連:米下院議員、予測市場でのインサイダー取引禁止法案を提出へ=報道

予測市場にも波及

この告発は仮想通貨市場の予測プラットフォームPolymarketにも波及した。調査公開前から「Axiomがインサイダー取引で告発されるか」を対象とした市場に3,000万ドル超の出来高が集まっていた。

ブロックチェーン分析会社Lookonchainは、12のウォレットが事前に計39万ドル超の賭けを行い、合計142万ドルの利益を得たと報告しており、これらを「インサイダーウォレットの疑い」と指摘した。

Axiomは声明を通じてZachXBT氏に見解を示し、「チームの一員が内部の顧客サポートツールを悪用してウォレット内容を参照したと聞き、驚くとともに失望している。アクセス権を直ちに削除し、引き続き調査を行って責任ある対応をとる」と述べた。また、「これはチームとしての姿勢を代表するものではない」とも強調している。

ZachXBT氏はBauer氏のウォレットを特定し、関連アドレスへの資金の流れも追跡したが、確実なインサイダー取引の立証にはAxiomの内部ログへのアクセスが必要だと指摘した。

Axiomは今後の調査状況をX(旧Twitter)で順次公表するとしているが、内部アクセス管理の不備や社員による不正利用の実態は、業界全体のデータガバナンスへの問いを改めて浮き彫りにした。同プラットフォームの対応と当局の動向が引き続き注目される。

関連:予測市場カルシ、MrBeastの編集者と元カリフォルニア州知事候補のインサイダー取引に罰則

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