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『CMEギャップ』が構造的に消滅へ、米CMEが仮想通貨先物を24時間365日取引に移行

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • CMEが仮想通貨先物・オプションの年中無休取引を5月29日開始
  • 週末の取引停止解消でCMEギャップが構造的に発生しなくなる

CME、仮想通貨先物を24時間化

米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)は5月29日、ビットコインをはじめとする仮想通貨先物・オプション商品の24時間365日取引をGlobex上で開始する予定だ。規制当局の審査を経て実施されたもので、CMEのプレスリリースが明らかにした。

24時間/7日間取引(年中無休)を選択したクライアントは月曜〜金曜の午後4時〜4時2分(CT)に2分間、土曜の午前2時〜4時(CT)に2時間のメンテナンス停止を挟むほかは継続取引が可能となる。週末・祝日を含むすべての取引はGlobex上で連続処理され、金曜夜から日曜夜にかけての取引は翌営業日付として清算・決済・規制報告が行われる。

「CMEギャップ」の消滅

今回の移行で最も影響が大きいのが「CMEギャップ」の消滅だ。CMEの仮想通貨先物はこれまで金曜午後4時(CT)前後にクローズし、日曜夕方に再オープンする構造だったため、週末に現物市場が大きく動いた場合、先物チャート上に金曜終値と日曜始値の間に空白(ギャップ)が生じていた。

過去の研究では同ギャップが65〜90%の確率で後日埋められるとされ、機関投資家・個人トレーダー双方が売買戦略の基準として広く参照してきた。

24時間化により、先物市場と現物市場のスケジュールのずれが解消され、週末のニュースや流動性低下に伴う価格乖離リスクが低減する。機関投資家はポジションのヘッジや調整を日曜の再オープン待ちなく即時実行できるようになり、週末のボラティリティスパイクを抑制する効果が見込まれる。

5月29日の移行時点で未解消のビットコインCMEギャップは少なくとも3つ残っており、最も低い水準は67,000〜70,000ドルの間(70,000ドル直下)だ。新たなギャップは今後発生しなくなるが、既存のギャップは引き続きチャート上の支持・抵抗水準として機能しうるとみられる。

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