WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米シティ銀、ビットコインを「銀行資産」として既存金融システムと統合へ 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 2026年に仮想通貨カストディ開始予定
  • 銀行への指示だけでBTC等を株や債券と同様に運用可能

ウォール街の主流化加速

米金融大手のシティバンクは、2026年中にビットコイン(BTC)をはじめとする仮想通貨・デジタル資産のカストディ(保管)サービスを開始する予定だ。

同行のデジタル資産責任者ニシャ・スレンドラン氏が26日のイベントで述べたもので、2026年はデジタル資産が「商用化モード」へ移行する重要な年となるという。

今回の戦略の核心は、ビットコインを伝統的金融(TradFi)の枠組みで扱える「銀行資産(Bankable)」にすることにある。機関投資家は、既存の銀行口座やワークフローを維持したまま、自らウォレットを管理することなくデジタル資産を運用できる仕組みとなる見込みだ。

インフラ面では、機関級の秘密鍵管理やウォレット技術を既存のカストディ業務へ統合する「ブリッジ」機能の提供が柱となる。これにより、一つのプラットフォーム上で伝統的資産とデジタル資産をシームレスに統合管理し、報告業務などを一元化することが可能になるものだ。

背景には、トランプ政権下での規制緩和に加え、2025年に成立した「ジーニアス法」によるステーブルコインの法的枠組みの整備がある。同法による透明性の向上が、銀行によるデジタル資産分野への参入や、将来的なステーブルコイン発行を検討する上での強力な後押しとなっている。

関連:ビットコインETFに7.5億ドルの流入、機関投資家が押し目買いへ転換

また、テクノロジー戦略では、社内開発の基盤と、外部パートナーのソリューションを組み合わせるハイブリッド方式を採用。特定の資産クラスや顧客ニーズに応じ、最適な技術を使い分けることで、商用化に向けたインフラ構築の効率化と迅速化を図っている状況にある。

さらに同行は、保管資産を担保管理(コラテラル・マネジメント)に活用することや、トークン化預金による24時間決済も視野に入れている。これはカストディを起点として、銀行本来の機能である決済や融資の効率をブロックチェーン上で高める次世代モデルを示すものだ。

関連:カントンネットワーク、トークン化した英国債のレポ取引を実施 ロンドン証券取引所Gなどが参加

シティバンクの本格的参入は仮想通貨が「既存金融のシステム」に本格的に取り込まれるフェーズに入ったことを象徴している。銀行が複雑な技術を抽象化して提供することで、これまで参入を躊躇していた機関投資家によるデジタル資産の活用が、2026年を境に一気に加速するだろう。

関連:米政権側が銀行に限定的利回り容認を要求も合意至らず、仮想通貨法案をめぐる3回目協議

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/15 水曜日
14:36
英国、金融市場のトークン化へ本腰 ブラックロック・JPモルガンら54社が参画 
英国財務省がトークン化推進のタスクフォースを設立し、ブラックロック、JPモルガン、コインベースなど54社が参画する。トークン化の実装に向けた英国の重点施策を推進し、1年以内の実運用移行を目指す。ボストンコンサルティンググループは2035年までにRWA市場が88兆ドル規模に拡大すると予測している。
14:12
ChatGPT検索にカルシのW杯予想反映=NYT報道
ChatGPTの検索結果に、予測市場カルシ(Kalshi)によるワールドカップの勝敗予想が表示されるようになった。米NYTによると、OpenAIが予測市場企業と結んだ初の提携という。表示はカルシ発の情報だと明示され、賭けはできない仕組み。
13:34
「仮想通貨を金融商品に」金商法改正案が参院本会議で成立 ETF・分離課税の焦点は
暗号資産(仮想通貨)を金融商品として初めて位置づける金商法改正が15日の参院本会議で成立した。申告分離課税20%・インサイダー規制・ETF解禁への道筋が整う。施行は2027年度、課税変更は2028年1月の見通し。
13:19
米英財務省、資産トークン化で提言・ステーブルコインで共同声明
米財務省と英財務省のタスクフォースが、資産トークン化など将来の金融市場について提言。ステーブルコインを推進する規制について共同声明も発表した。
11:48
SBI・DigiFT・スターテイル、JPYSC想定トークンで株ファンドPoC
SBIグローバルアセットマネジメント、DigiFT、スターテイルの3社が、円建てステーブルコインJPYSCを想定したトークン化日本株ファンドの決済・分配のテストネットPoCを開始。証券決済の高速化と分配金の即時支払いの実現可能性を検証する。
11:43
慶應大の坂井教授が語る「予測市場の世紀:集合知の社会実装」|WebX2026
慶應義塾大学の坂井豊貴教授がWebX 2026で語った予測市場の仕組みと可能性。世論調査との違い、板取引型・マーケットメーカー型の2形態、社内活用によるガバナンス応用まで解説。
10:37
3メガバンクのオンチェーン金融戦略 ステーブルコインとAIが変える銀行の未来|WebX2026
WebX 2026 | セッションレポート 3メガバンクのオンチェーン金融戦略 ステーブルコインとAIが変える銀行の未来 磯和啓雄 × 上ノ山信宏 × 山本忠司 三井住友・みず…
10:30
クラリティー法のステーブルコイン利息規制の強化を要求、米銀組織が上院議員に書簡送付
米国銀行協会などの組織は、仮想通貨規制のクラリティー法案におけるステーブルコインに関する利息規定をめぐり上院議員に書簡を送付。法案の内容の変更を求めている。
10:00
ビットコイン市場で「3つの好条件」揃うもトレンド回復は先か=ウィンターミュート
ウィンターミュートは、仮想通貨ビットコインが地政学リスク下でも6万2000ドルを維持し、ETFへの資金フローも流入に転じたと指摘。回復の持続に必要な材料にも言及した。
09:19
WIZE、ソラナ累計取得10億円突破 世界トップ10入り
株式会社WIZEが仮想通貨ソラナ(SOL)を追加取得し、累計取得額が10億円を突破。総保有量は6.6万SOL超となり、同社はCoinGecko調べで世界トップ10入りに相当するとしている。1株あたり保有SOLは5カ月で3.3倍に拡大した。
08:53
米SEC、ハイパーリキッド関係者と規制巡り会合
米SEC仮想通貨タスクフォースは7月14日、ハイパーリキッド・ポリシー・センターやXYZなどの代表者と会合を開催。仮想通貨規制のあり方を協議し、ハイパーリキッドの技術・市場を説明する資料が提出された。
07:49
欧州中央銀行、デジタルユーロの実験に参加する36社の決済企業を決定
欧州中央銀行は、2027年開始予定のデジタルユーロのパイロット実験に参加する36社の決済サービス企業をユーロ圏から選出。将来的なデジタルユーロの発行可能性に向けて準備を進める。
07:40
米大手取引所コインベース、中国本土向け登録要件緩和
米大手仮想通貨取引所コインベースが、中国本土居住者への口座登録を開放したと報じられた。中国国民IDと本土住所での本人確認が可能になり、従来必要だった香港住所とパスポートの提示は不要に。同社は取引可否など詳細を公式には説明していない。
07/14 火曜日
21:55
テスタ × 渡辺創太 デジタル金融、ぶっちゃけ投資はどう変わる?|WebX2026
WebX 2026のデジタル金融対談を詳報。テスタ氏はビットコインを有事のヘッジと位置づけ、渡辺創太氏は株式トークン化の本命は2029年と予測。金商法移行とパーペチュアル合法化が市場に何をもたらすかを読む。
15:59
トークン化MMF・RWA、兆円市場への本格シナリオ|WebX2026
ブラックロック・フランクリン・テンプルトン・Securitize Japanが登壇。トークン化MMFの3つのユースケース、DeFiとの連携条件、トークン化株式の可能性、そして「2033年に3,000兆円市場」へ日本がどう挑むかを徹底討論。WebX 2026レポート。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧