FTX遺産、8.7億ドル相当の仮想通貨投資信託売却可能に 裁判所が認可
GBTCなど清算可能に
米デラウェア裁判所は29日、破綻した仮想通貨取引所FTXの債務者側が提出した、合計8.74億ドル相当のグレースケールとBitwiseの仮想通貨投資信託の株式に関する売却提案を許可した。提案は11月上旬に提出されたものだった。
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この提案(当時の価値)は、グレースケールのビットコイン投資信託(約6億ドル)、イーサリアム投資信託(約9,000万ドル)、Bitwise指数ファンド(5,300万ドル)、イーサリアムクラシック投資信託(300万ドル)、ライトコイン投資信託(200万ドル)、グレースケールラージキャップ投資信託(200万ドル)の7銘柄の売却となるもので、売却希望についてFTX側が、「債務者が提案した投資信託の売却または譲渡により、遺産は債権者へのドル建て分配の準備ができ、債務者は適切な時期に投資信託を売却するために迅速に行動することができるようになる」と説明した。
最近ディスカウント(マイナス乖離)率が縮小しつつあるGBTCの価格にどのように影響を与えるか注目されている。
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FTXについては、サム・バンクマン=フリード前CEOが今月2日に、ニューヨークの地方裁判所から電信詐欺、および商品詐欺、証券詐欺など7つの罪状すべてについて有罪判決を受けている。
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