ビットコイン43000ドル前後で推移、12日にかけてセルシウスのイーサリアム売りを観測
マクロ経済と金融市場
16日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比231.8ドル(0.62%)安、ナスダック指数は28.4ポイント(0.19%)安で取引を終えた。
米国株の暗号資産(仮想通貨)関連銘柄では、コインベースが前日比2.3%高と反発した一方、マラソンデジタルやライオットなどのマイニング株は続落した。
仮想通貨市況
暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比0.46%高の1BTC=42,993ドルに。
Michaël van de Poppe氏はこの後の値動きについて、実現価格実現価格1BTC=46,000ドルの戻り高値で否定され、40,000ドル未満まで下落するシナリオを想定する。
ビットコイン(BTC)の下値目処についてJulio Moreno氏は、実現価格(Realized Price)を元に考察。
ビットコインを購入して1〜3ヶ月のホルダー(短期保有者)の平均購入価格を表す実現価格を参考に、調整が長引いた場合は1BTC=36,700ドルが重要な意味を持つとした。
市場が同水準を下回った場合、さらなる下落圧力の兆候として解釈され、このレベルを維持することは相場の安定性につながる可能性がある。
BitMexの創業者であるアーサー・ヘイズ氏は、「強気相場はまだ始まったばかりだ。2024年は波乱万丈な年になるだろうが、今年末までにビットコインの時価総額は過去最高値を上回ると予想している。」などと述べた。
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アルトコイン市場
ビットコイン(BTC)反発に伴い、イーサリアム(ETH)は前日比2.14%高となった。
ブロックチェーン分析企業アーカム・インテリジェンスによると、22年7月に経営破綻した仮想通貨融資大手のセルシウス・ネットワークは先週12日にかけて、1億2500万ドル相当のイーサリアム(ETH)の売却に動いた可能性がある。
債権者に返金するための破産手続きの一環と見られる。
過去1週間の間に、コインベースへ9550万ドルを送金し、FalconXに2973万ドルを送金した。ウォレットには、540,000ETH(14億ドル相当)が残っているという。
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