CoinPostで今最も読まれています

クリプト指標導入「CoinPostアプリ」の使い方をトレーダー目線で解説|寄稿:Bit仙人

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

はじめまして、仮想通貨トレーダーの「Bit仙人(@bitmexsen)」と申します。

暗号通貨メディアCoinPost(コインポスト)さんがリリースしている公式スマートフォンアプリをご存知でしょうか。

実はこれ、ただのニュース配信アプリに留まらない、トレードに役立つ素晴らしい機能が備わったトレーダー用ツールと言っても過言ではないポテンシャルを秘めています。

CoinPost公式アプリをインストールするべき理由、基本的な使い方とトレード活用法をご紹介します。

目次
  1. CoinPostアプリの使い方
  2. クリプト指標カレンダーとは
  3.       
  4. Androidユーザーにもクリプト指標を
  5. トレード戦略でのアプリ活用法

Coinpostアプリの基本機能

まず、Coinpostアプリの基本機能は以下4つに大別できます。

  1. 幅広い仮想通貨チャートデータ
  2. クリプト指標
  3. 仮想通貨ニュース
  4. MyCoin機能
App Storeのプレビュー

App Storeのプレビュー

以下で使い方を紹介していきます。

幅広い仮想通貨銘柄のデータ表示

BTC、ETH、XRPなど主要仮想通貨だけでなく、マイナーなアルトコインやdefiトークンなど1,000以上の幅広い仮想通貨銘柄に対応しています。下部メニュー「価格情報」からアクセスできます(1)。

また、基準通貨もUSDからJPY・BTC・BNBだけでなく、幅広い通貨に変更可能です(2)。日本円表示にしました(3)。

幅広い仮想通貨銘柄のデータ表示

下部メニュー「Pick UP」をタップするとクイックメニューが開き、注目されている通貨に素早くアクセスできます。

MyCoin機能

「MyCoin」で監視したい通貨の動向を効率よくチェックすることもできます。 これはアプリ上で好みの仮想通貨銘柄を選ぶことで価格チャートやニュースを自動でソートしてくれる機能です。

下部メニュー「価格情報」(1)からMyCoinの編集(2)をクリック、My Coin追加登録の検索窓(3)から追加したいコインを探し、銘柄名の☆マークをタップすると追加できます。

MyCoin機能

銘柄の削除や並び替えは「MyCoin編集」ページ(4)(5)で行うことができます。

※全ての通貨に対応しているわけではありません。

最新の仮想通貨関連ニュースが一目で分かる

下部メニュー「ニュース」からCoinPostが配信する国内外の暗号通貨・ブロックチェーン関連ニュース一覧が逐一チェックできます。

Coinpost仮想通貨ニュース

「My Coin」で好みの銘柄関連のニュースに絞って表示することもできるので、必要な情報を最短で取得することができます。

重要ニュースのプッシュ通知機能も

仮想通貨相場に影響する重要ニュース速報をスマホにプッシュ通知してくれる機能もあります。下部メニュー右端「設定」からプッシュ通知をオフにもできます。

スマホにプッシュ通知

ちなみに、プッシュ通知設定の上にある「自動スリープブロック」は、ONにしておくとOSで指定した自動スリープ時間になっても画面が落ちない機能です。 将来的に自動で更新されるコンテンツが出た時に便利に使えるとのことです。

業界初 クリプト指標カレンダーとは

株式や為替の金融業界では、日経平均株価や米雇用統計などの「経済指標」により、現在のマーケットの状態を把握できます。

半減期や主要アルトコインの大型アップデート情報など仮想通貨相場に影響を与える重要ファンダ情報を時系列で確認できる、仮想通貨版の経済指標「クリプト指標」を取り入れたのは業界初です。(インデックス系指標も導入予定とのこと)

下部メニュー「指標」(1)からチェックできます。☆マークの多さは重要度を表しています(2)。右下のアイコンをクリックすると当日に戻ります(3)。

仮想通貨指標「クリプト指標」

クリプト指標の具体的なイベント事例としては、以下のようなものがあります。

  • 主要通貨の半減期
  • 主要通貨のハードフォーク
  • CMEのビットコイン先物SQ
  • Ripple SWELLイベント開催日
  • 確定申告日など

関連:ビットコインなど仮想通貨の値動き解明へ|寄稿:仮想NISHI

ブロックチェーン求人指数など独自指標も

取引所の口座数など独自集計データ等から算出した「ブロックチェーン求人指数」、仮想通貨ニュースへの「関心度指数」など、これまでにない指標もあります。

トレード戦略① アルトコイン監視

MyCoin機能を使った特定アルトコインの監視をCoinPostアプリのみで完結できます。

ニュースからチャートをチェック

それなりに出来高があるアルトコインやトークンであれば、Coinpost記事で最新の重要ファンダ情報が挙がります。最新ニュースのチェックと併せて、価格チャートもファンダに連動して動いているか、仕込みのような底堅い値動きがあるか、などアプリ内で確認できます。

チャートからニュースを素早くチェック

話題のDEFI銘柄やNEM、XRPの価格とニュースをセットで追うという使い道があります。大きな値動きがチャートで確認できた時、相場に影響するようなニュースがなかったかファンダを素早く確認できます。MyCoinに登録しておけばよりスムーズ。

自分の用途に合わせてカスタマイズできるのがいいですね。

トレード戦略② クリプト指標で重要ファンダを把握

半減期を調べる手間が省ける

「クリプト指標」では、重要イベントであるBTCだけでなく、モナコイン(MONA)やリスク(LISK)を含む主要アルトコインの半減期予定日を更新してくれています。いちいち通貨ごとのサイトをブックマークしなくてもXデーを見逃しません。

主要アルトコイン半減期前後のトレード例

上位アルトコインであるLTC半減期(2019年8月5日)とBCH半減期(2020年4月8日)前後を振り返ると、採算が取れないマイナーが撤退したことでハッシュレートが下がり、価格はズルズルと下落していきました。

半減期でマイナー報酬が半減するからといって、時価総額が高くとも通貨の希少価値が高まるわけではないということです。

半減期前後の採掘難易度(Difficulty)や採掘速度(ハッシュレート)を観察することが重要です。 今までの事例から、半減期前後のハッシュレートと価格の動きには相関があります。

ハードフォークやエアドロップも注目

2020年後半でいえば、以下のような主要アルトコインのハードフォークやエアドロップに相当するイベントの注目度も高いので価格に影響してくる可能性が高いです。

  • 11月中旬予定 BCHのハードフォーク(Bitcoin CAT)
  • 12月下旬予定 XRP保有者に同数のSparkトークン付与

BTC先物市場の恒例行事チェック

例えば、ビットコイン先物市場で価格に影響がありそうな定例行事に以下があります。
  • CMEのSQ
  • Deribitのオプションカット
  • BitMEXの先物期限日

月一回だと忘れがちな、これら価格に影響が出そうなビットコイン先物市場のイベントは、全てクリプト指標でチェックできます。

まとめ

CoinPostスマホアプリの使い方と暗号通貨トレードでの活用方法を紹介してみました。

CoinPostアプリを使ったトレード戦略として、

  • 価格とニュースでアルトコイン監視
  • クリプト指標で半減期やハードフォークなど重要ファンダチェック
  • 先物市場の定期イベントチェック

などトレードに役立つCoinPostの使い方を私なりの視点でご紹介しました。

今後、自動で更新されるコンテンツやインデックス系指標の導入なども予定しているそうです。 今より更にトレーダーに無くてはならないツールになる可能性がありますね。

ぜひ使いこなして、トレードに活用してみてください。

寄稿者:Bit仙人Bit仙人

投資ブログ「ビットコインFX狂騒曲」を運営しているトレーダーのbit仙人です。BTCの長期トレンド分析、スイングトレードを得意としています。Twitterでトレードの月次損益報告も公開中。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
10/07 月曜日
19:24
アラブ首長国連邦(UAE)が付加価値税制改正、仮想通貨取引の課税免除を発表
アラブ首長国連邦(UAE)が付加価値税(VAT)を改正し、仮想通貨取引の課税免除を発表した。仮想資産を伝統的な金融商品と同様の文脈で捉えていることを示唆し、2018年1月1日からの取引に対して遡及的に適用される。
16:55
イーサリアム改善案EIP-7782「処理速度向上とDEX効率化」で注目集める
イーサリアムの新提案EIP-7782はネットワーク処理速度33%向上を目指す。スロットタイム短縮でDEX効率22%改善、年間1億ドルのコスト削減につながる可能性も。
15:05
メタプラネット、ビットコイン保有量は639.5BTCに
メタプラネットは、10月7日に10億円分のビットコインを追加購入し、累計保有量は639.5BTCに達した。プットオプション取引で2億円超の利益も確保。
14:25
重要コアアップデート「Bitcoin Core 28.0」リリースへ、攻撃に対する脆弱性を解消
DoS攻撃などへの脆弱性対策を踏まえ、ビットコインコアの重要アップグレードである「Bitcoin Core 28.0」がリリースされた。なお、ビットコイン現物ETFは10月4日に純流入に転じ、約38億円の資金が流入した。
12:13
ビットコイン長期保有者が利益確定、短期保有者にリスク選好傾向 CryptoQuant分析
仮想通貨分析企業CryptoQuantが、ビットコインの長期・短期保有者の動向を分析。長期保有者の利益確定傾向から、新高値(ATH)到達までに時間を要する可能性を指摘した。
11:42
ビットコイン200MA上回る反発、中東リスク警戒もETF資金フローは改善傾向
中東の軍事的緊張が燻り9月3日以来最大の純流出を記録したビットコインETFだったがその後回復。ビットコイン(BTC)現物の市場価格も、200日移動平均線(200MA)の63,551ドルを超える反発を見せた。
09:39
TON、ミームコインを盛り上げる分散型プラットフォーム『Memelandia』ローンチ
テレグラム発のブロックチェーンTONが、ミームコイン特化の分散型空間Memelandiaを公開した。エコシステムの活性化を目指す。
10/06 日曜日
13:00
今週の仮想通貨市場、主要アルト材料まとめ アプトス日本進出やスイ「Walrus」発表
ビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRP、スイなど主要仮想通貨銘柄の最新動向を解説。価格変動や市場の影響要因、中東情勢や米雇用統計、ETFの動きまで、今週の注目トピックをまとめた。
11:30
ビットコインは中東情勢不安定化で神経質な値動き、ETFへの資金フローに引き続き注目|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストが、今週のビットコイン(BTC)相場と来週の展望を分析。中東情勢の不安定化すによりビットコインは神経質な値動きが続く中、機関投資家のビットコイン現物ETFへの資金フローが注目される。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米SECのリップル裁判控訴に高い関心
今週は10x Researchによるビットコイン相場分析、金融庁による仮想通貨規制の抜本的見直し、米SECによるリップル裁判控訴に関するニュースが最も関心を集めた。
10/05 土曜日
14:30
Ubisoft新作「Captain Laserhawk: The G.A.M.E.」、アービトラムでNFTリリースへ
新ゲーム「Captain Laserhawk」 フランスの大手ゲーム会社Ubisoftは、近日中にイーサリアムレイヤー2のアービトラム上で1万体のNFTコレクションを発売する計…
13:00
26000以上のBTC保有 米マラソン、ビットコインHODL戦略を継続
米マイニング大手マラソンがビットコインHODL戦略を継続。9月に売却を行わず26,842BTCを保有している。9月の採掘実績も発表した。
11:30
ビットワイズ、ビットコインとイーサリアム先物ETFで戦略変更 米国債ローテーションを採用
ビットワイズが3つの仮想通貨先物ETFの戦略変更をSECに申請。独自の「トレンドワイズ」戦略で市場下落時に米国債へローテーション。
10:45
EigenLayer、8億円の仮想通貨EIGENが不正売却 公式側が調査
イーサリアムのリステーキングプロジェクトEigenLayerで約8億円相当のEIGENトークンが不正売却。投資家のメールが侵害され、攻撃者がトークンを売却。
07:40
IMF「エルサルバドルはBTC投資に制限を」
仮想通貨ビットコインへの公的な投資に制限を課すことなどをIMFはエルサルバドルに勧告。IMFの報道官が会見で、同国のビットコイン政策に言及した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア