週刊仮想通貨ニュース(+アジア特集)|ビットコインの21Sharesによる半減期分析やJPモルガンによる相場分析に高い関心
今週のニュース
この一週間(3/23〜3/29)に最も注目の集まった暗号資産(仮想通貨)ニュースのまとめをお届けする。
今週は、スイスを拠点にする資産運用会社21Sharesによるビットコイン(BTC)の半減期分析、米金融大手JPモルガンのアナリストによるビットコインの相場分析、米投資会社ケリスデール・キャピタルによるマイクロストラテジーの株価(MSTR)分析に関する記事が最も関心を集めた。
今週の注目ニュース
JPモルガン「ビットコイン価格はまだ下値余地がある」(3/23)
JPモルガンのアナリストは21日、ビットコインはまだ下値余地があるとの見方を示した。すでに価格は下落傾向にあったが、それでもまだ買われすぎの水準にあるとアナリストは指摘した。(記事はこちら)
21Shares「半減期前のビットコインは、過去の歴史とは異なるダイナミクスを経験している」(3/27)
21Sharesは、ビットコインの半減期が市場やマイナー、エコシステム全体に及ぼす影響について分析したレポートを発表。ビットコインは現在、過去3回の半減期とは、「異なる市場ダイナミクスを経験している」と指摘した。(記事はこちら)
「マイクロストラテジーの株価から概算するビットコイン価格は17万ドル超」米投資会社が株の割高感を指摘(3/29)
ケリスデール・キャピタルは28日、ビットコインを大量保有するマイクロストラテジーの株価に関するレポートを公開。同社の株について、ビットコインに対し正当ではないプレミアムがついて取引されているとの見方を示した。(記事はこちら)
金融相場
週明けにかけビットコイン反発、ETF投資家の影響について有識者間で見解割れる(3/25)
この日のビットコイン価格は前日比3.6%高の1BTC=66,647ドルに。ETF(上場投資信託)投資家の影響については、有識者間で見解が割れている。(記事はこちら)
ビットコイン7万ドルの大台回復、純実現利益期間は2021年バブル超えの「157日」に(3/26)
ビットコインは前日比4.58%高の1BTC=70,422ドルに。4年間サイクルのビットコイン半減期が目前に迫る中、調整もそこそこに7万ドル台を回復した。(記事はこちら)
ビットコイン7万ドル台で高止まり、ブラックロックの新規ファンド好調でRWA関連銘柄買われる(3/29)
最大手資産運用会社ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)は、RWA(現物資産)のトークン化について「金融業界に再び革命を起こす可能性がある」と述べた。同社のトークン化ファンド「BUIDL」は、ローンチしてわずか1週間で2億4000万ドル以上の流入を記録した。(記事はこちら)
アジア特集
国内初で仮想通貨ソーラー(Solar)新規上場へ、ビットトレード(3/26)
仮想通貨取引所のビットトレードは25日、新規銘柄の上場を発表。対象となるのはソーラー(Solar)で、ティッカーシンボルは(SXP)である(Swipe【SXP】とは無関係)。(記事はこちら)
パーソル、日本円ステーブルコイン『JPYC』を取り扱うJPYC株式会社へ出資(3/26)
パーソルベンチャーパートナーズ合同会社が、日本円に連動するステーブルコイン「JPYC」を扱うJPYC株式会社への出資を行ったことが28日に明らかになった。この資金調達は、新株予約権(J-KISS型)を利用して実施された。(記事はこちら)
KDDIのNFT市場「αU market」、アニモカブランズとの連携開始(3/27)
KDDIが展開するNFTマーケットプレイス「αU market」では3月25日から、Animoca Brands Japanの支援を受けるブロックチェーンゲーム『PHANTOM GALAXIES™』のNFTの販売を開始している。国内でも大手通信事業者の一角を担うKDDIは、コンテンツの分野においても大きな影響力を持つ。(記事はこちら)
5月のローンチ目指す、香港でビットコイン現物ETF申請のVSFG(3/29)
今年の1月にビットコイン現物ETFの申請書を提出した、香港を拠点とする金融サービス会社VSFGは早ければ5月にもETFのローンチを目指している。今週、香港の証券取引委員会(SFC)は今年の第2四半期(4月から6月)に現物による生成と償還のビットコインの現物ETFを認めることを検討していることが報じられた。(記事はこちら)
CoinTradeがソラナ含む4銘柄の取扱い開始、SOLをステーキングサービスに追加(3/29)
プライム市場上場のセレスグループ、株式会社マーキュリーが運営する「CoinTrade」は28日、ソラナ(SOL)を含む4つの新銘柄の取り扱いを開始。加えて、同社の「CoinTradeStake」において、ソラナを対象としたステーキングサービスも同日から提供している。(記事はこちら)
日本DAO協会4月1日に立ち上げ 府令改正も同日公布(3/29)
一般社団法人日本DAO協会が、4月1日に設立される。東京・渋谷で設立発表会と会見を行う予定だ。(記事はこちら)
関連:なぜ日本で大規模Web3カンファレンスが必要なのか|WebX創設者インタビュー
注目のWeb3カンファレンス日程
Web3および仮想通貨・ブロックチェーン関連カンファレンスが世界的に活性化しつつある。本記事では、アジア圏を中心に直近開催予定の大型カンファレンス情報も紹介する。
TEAMZ WEB3/AI SUMMIT 2024
「TEAMZ WEB3/AI SUMMIT 2024」はWeb3とAIをテーマとしたイベントで、4月13ー14日に東京・虎ノ門ヒルズフォーラムにて開催予定だ。
TEAMZ WEB3/AI SUMMIT 2024は、今年の「TEAMZ WEB3 SUMMIT 2023」に続くものだが、OpenAI・ChatGPTの台頭によって注目されるAI分野とブロックチェーン領域の相乗効果の可能性にフォーカスしたイベントである。
公式ページによると、来年の登壇スピーカーは120名超で、VC・投資家や出展企業が併せて200以上となる。なお、出席者は5000人に及ぶ試算だ。
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