【速報】Bakktの現物決済ビットコイン先物は12月12日に取引開始予定と公式発表

Bakktの現物決済ビットコイン先物は12月に開始予定
米国仮想通貨取引所Bakktは公式通知にて、CFTC等の認可次第、12月12日に『1日現物決済のビットコイン先物取引』を開始すると発表した。

世界初の現物決済BTC先物は12月に誕生か

出典:Bakkt

NY証券取引所の親会社Intercontinental Exchange(ICE)が母体となって、マイクロソフト、スターバックス、ボストンコンサルティンググループなどと共同で開発している仮想通貨取引所Bakktが、米時間10月22日に公式通知 を通して、『毎日現物決済のビットコイン先物取引』の開始予定日、商品の詳細を発表した。

追記:今回発表されたBakktのビットコイン先物の影響を考察する最新記事を公開したので、ご参照ください。

仮想通貨取引所Bakktの親会社であるICEは現物決済のビットコイン先物取引を12月12日から開始する事を発表。仮想通貨市場回復に必須とされるビットコインETFと機関投資家の参入などに影響が予想される。

出典:Bakkt

同通知によると、米時間12月12日(水)に、ICE Future U.S.(ICE=Bakkt、NYSEの親会社)は『Bakktビットコイン(USD)毎日先物契約』を取引開始させる予定だ。

なお、この先物取引の重要点は、以下の3点。

1.この先物は、現物ビットコインで決済し、そのビットコインはBakkt LLC(ICEのデジタルアセット金庫)に保管。

2.この先物は、「ICE Clear US, Inc(ICE自社のクリアリング・ハウス)」によって、清算。

3.この先物の特徴として、「レバレッジを掛けた証拠金取引は行わない」。

現在最も注目されている米国NY証券取引所の親会社ICEが運営する新たな仮想通貨取引所「Bakkt」のCEOは、信用取引(マージントレーディング)は導入しないと言及。その理由について述べた。

また、先物取引ルールの重要点は以下の通り。

契約サイズ:1BTC(ビットコイン)

(1つの先物契約にあたり、1ビットコインが当てられ、米ドル建てで取引される。)

可能な契約日:取引所の営業日毎日

取引時間:EPT時間 8:00~18:00; プレオープン=7:55

最終取引日:EPT時間 営業日の18:00

当面は承認待ち

上述した詳細に加え、Bakktは同通知で、『規制当局の承認待ち』とある。

そして、仮想通貨現物取引所の詳細に関しても現時点では未発表となっている。

以前の報道では、Bakktは11月に開業すると予定されたが、先日BakktのCEOが公開したブログ内容によれば、「同取引所と清算機関の役員会および清算機関のリスク委員会から様々な内部ルールに関する承認を得たため、CFTCに『レビューとコメント』における申請を提出する予定としており、11月には取引所のテストと訓練プログラムを実施、そしてCFTCの承認次第、12月には、取引と金庫の正式運行を開始する」という。

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先日、Coinbaseの創立メンバーをCOOに起用した取引所BakktのCEOは、「仮想通貨市場も原油に匹敵する規模の”革新的な進化”を遂げる」と見込む。さらにBakktのCEOは、資金混同や再担保契約を行わないと明言した。
「新仮想通貨プラットフォームBakktが予定するサービス内容が既存スキームと異なる点として、”ビットコイン現物”に裏付けられたBTC先物取引があり、実際の資金が仮想通貨市場に流入する」等と言及した。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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