はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン先物にて信用取引の導入予定はなし|最注目のBakkt CEOが明かすその理由とは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「Bakkt」CEO:レバレッジ取引は非対応
米国ニューヨーク取引所の親会社が運営する新たな仮想通貨取引所「Bakkt」のCEOは、信用取引(マージントレーディング)は導入しないと言及。その理由について述べた。

ビットコイン現物取引と先物取引もレバレッジ無し

アメリカ・ニューヨーク取引所(NYSE)の親会社ICEが設立した、新たな仮想通貨取引所「Bakkt」のCEOKelly Loeffler氏は8月21日、Bakktのビットコイン先物取引について、「一定の証拠金(マージン)を銀行に預けて為替取引をする「信用取引(マージントレーディング)」のようなサービスは提供しないと明言しました。

仮想通貨取引所Bakktを発表して約2週間が経過し、公式ブログにて同取引所の基盤について紹介しています。

まず、取引所の土台となる「法的承認された枠組み」について、以下の3点を重点的に進めているということです。

  • 一貫性のある規制構成
  • 透明性と効率の高い「価格発見(公正な価格形成機能)」
  • 機関投資向けの一元化した取引基盤

特に注目すべきところは、「価格発見」という、信頼が求められる通貨の価格構成です。

Leoffler氏によると、

価格発見に最も重要な要素は、現物引き渡しだ。

既存の現金決済先物取引所やレバレッジがかけられる仮想通貨取引所と区別し、市場の統合を確保するために、ビットコイン(BTC)の売買はすべて担保される現物によるものであり、ビットコイン先物契約で「信用取引」サービスは提供しない。

安全かつ規制されたカストディ・サービスの下で、機関投資家や個人投資家も仮想通貨市場に参加しやすくなる

と、説明されています。

「隠されたレバレッジ」は対応か

一方で、ウォール街のベテラン兼Wyoming Blockchain Coalition(Wyoming州でブロックチェーン技術を推進する団体)の共同創立者であるCaitlin Long氏は、自身のツイッターで、「隠されたレバレッジ」についてLoeffler氏は言及していないと指摘しました。

「隠されたレバレッジ」とは、機関投資家が顧客の預かり資金(BTC、現金、有価証券など)を運用することで、機関投資家間の賃借対照表に資金を充当、投資に用いるケースです。

Long氏は、このような投資手段は、ビットコインの有限供給量を不確かにしてしまう可能性が高いと危惧しています。

CoinPostの関連記事

ビットコイン暴落時こそ重要性を理解すべき、米NY「仮想通貨取引所Bakkt」の可能性
BakktのCEOに就任予定のICE取締役は、「機関投資家、企業、顧客がデジタルアセット投資参入の拡張性を持つ入口として、より高い効率性・安全性・実用性を推進する、画期的な取引所が構築される」と発言した。
今年最大とされるビットコインニュース「ICE」による影響|専門家の意見は?
米NY証券取引所を子会社に持つICEが、仮想通貨関連の新会社「Bakkt」を立ち上げると発表、スターバックスとの提携が注目を浴びているが、同社広報は、コーヒーをビットコインで購入するサービスではないと否定した。実際にこのニュースはどのような影響が考えられるのか?

NYSE Owner’s Bitcoin Market May Have ‘Hidden Leverage,’ Wall Street Vet Warns

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/04 金曜日
07:45
米下院、7月14日の週を「仮想通貨週間」と指定 3つの主要法案を審議
米下院指導部が7月14日の週を「仮想通貨週間」に指定し、GENIUS法、CLARITY法、反CBDC監視国家法を審議すると発表。
07:25
IMF、パキスタンの仮想通貨採掘などへの補助金提供提案を却下
IMFは、パキスタン政府による仮想通貨マイニングなどのための電気代補助提案を却下。同国は、ビットコインのマイニングとAIのデータセンター向けに2,000MWの電力を割り当てる計画を発表している。
07:20
ビットコイン今後の価格、9.5万ドルまで下落の可能性も=アーサー・ヘイズ分析
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏は、8月のジャクソンホール会議まで市場が横ばいか軟調な展開を予想。TGA補充の影響でビットコインが9万~9.5万ドルまで下落する可能性があるという。
06:30
米国初のソラナ現物ETF、取引開始初日で出来高約48億円の好スタート
「REXオスプレイ・ソラナ・ステーキングETF」が7月3日に取引開始。米国初のステーキング機能付き仮想通貨現物ETFとして約100万ドルの運用資産で滑り出し。
06:10
米上場ナノ・ラボ、72億円で仮想通貨BNB追加購入
ナスダック上場のナノ・ラボが74,315BNBを約5000万ドルで購入。総額5億ドルの転換社債プログラム第1弾として、BNB流通量の5-10%保有を目指す。
05:50
上場企業の仮想通貨トレジャリー戦略に警鐘、F・テンプルトンが「負の連鎖」リスク指摘
フランクリン・テンプルトンのアナリストが流行する企業の仮想通貨トレジャリー戦略について分析。プレミアム維持の困難さと市場下落時の負の連鎖リスクに警告。
05:35
ルミス議員、仮想通貨税制改正法案を再提出 300ドル未満取引の免税など盛り込む
ルミス上院議員が仮想通貨税制改正法案を再提出。300ドル未満の小額取引免税、マイニング・ステーキング報酬の二重課税解消など包括的な改正を提案。
07/03 木曜日
18:23
Aptos LabsがYellow Cardと提携、アフリカ20カ国で手数料無料のステーブルコイン送金開始 
Aptos LabsとYellow Cardが提携し、アフリカ20カ国で手数料無料のステーブルコイン送金サービスを開始した。USDT・USDC対応で即時決済を実現し、数百万人のユーザーがステーブルコインをより迅速かつ手頃な価格で利用できるようになった。
18:10
ストラテジー社のビットコイン財務戦略:価値創造と潜在リスクの両面
米国のストラテジー(マイクロストラテジー)などビットコイントレジャリー企業の財務モデルを軸に、株式を通じた投資の仕組みやレバレッジ効果、税務上のメリットなどを解説。日本のメタプラネットなど類似上場企業の動きも取り上げ、再現性の条件やリスク要因を多角的に考察する。
17:26
スイスFINMA規制のAMINA銀行、リップル社RLUSDを世界初サポート
スイス金融監督局(FINMA)規制下のAMINA銀行が、リップル社の米ドル建てステーブルコイン「RLUSD」の取扱いを開始。時価総額660億円超のRLUSDをサポートする世界初の銀行として、機関投資家向けに保管・取引サービスを提供。
16:14
米仮想通貨取引所コインベース、「LiquiFi」買収でトークン発行支援事業強化へ
米コインベースがトークン管理プラットフォーム「LiquiFi」を買収。トークン発行者を初期段階から支援するプラットフォームであり将来的に機関投資家向けサービスにも統合予定だ。
16:02
オルタナ信託設立とProgmat・ALTERNAの協業深化
三井物産デジタル・アセットマネジメントは、デジタル証券特化の信託会社「オルタナ信託」を設立。Progmatと協業し、ST発行・管理基盤を導入。ST市場の効率化と拡大を目指す。
12:04
ビットコイン反発で11万ドルに接近、Bitfinex分析ではQ3の季節性要因を警戒
仮想通貨取引所ビットコインは前日比+2.6%の108,733ドルまで上昇。Bitfinexレポートによると、4月安値から50%反発後は10-11万ドルのレンジ相場に移行し、第3四半期の季節性要因で平均リターン6%の「最弱四半期」を警戒する。一方、米国初のソラナステーキングETFが取引開始し初日3,300万ドルの好調なスタートを記録。
09:50
「ビットコイン保有者の大多数が含み益、HODLが主流に」Glassnode分析
Glassnodeの週次レポートによると、仮想通貨ビットコイン投資家の大多数が含み益状態で、長期保有(HODL)が市場の主要メカニズムになっている。
09:31
米SIFMA、証券トークン化の規制作りでSECに要望書簡送付
米SIFMAはSECに対し、RWAに分類される株などの証券のトークン化に対する規制整備について提案を行った。オープンで透明性の高いプロセスを通して、ルールを作るべきだと主張している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧