暗号資産取引関連の損益計算、約15%が「今回が初めて」と回答|Gtaxアンケート 2024年暗号資産の確定申告に関する調査

定期的な損益計算が重要に

2024年4月15日、株式会社Aerial Partnersは、同社が提供する暗号資産(仮想通貨)の資産管理・損益計算ツール「Gtax」を使用しているユーザーを対象に実施した確定申告に関するアンケート調査の結果を公表した。トークンの取引用途が多岐に渡り、計算処理が複雑化する中で、損益計算の計算ツールへの切り替え需要が高まっていることが示された。

株式会社Aerial Partners

暗号資産取引に関連した損益計算を過去に行ったことがあるかという質問に対して、昨年以前に経験がある回答者が多数を占める中で、「今回が初めて」と答えた人が約15.2%という結果になった。

この調査は、暗号資産(仮想通貨)取引の損益計算とその確定申告への影響を明らかにすることを目的としている。 調査は「Gtax」メルマガ会員に対して実施され、2023年度分の暗号資産取引の損益計算の実施状況や計算方法に関する質問が含まれた。

初めの設問「2023年度分の暗号資産取引の損益計算を行いましたか?」に対し、約79.1%の回答者が「はい」と答え、その計算方法については約88.0%が「主に計算ツールやサービスを利用している」と回答した。

損益計算方法の変更についての質問では、約20%前後の回答者が「計算方法を変更した経験がある」または「変更を検討している」と答えた。具体的な変更内容に関するフォローアップ質問では、「手動からツールへの変更」が半数以上を占め、「計算の簡略化」や「取引の複雑さへの対応」といった理由が挙げられた。

出典:株式会社Aerial Partners

さらに、2023年度の暗号資産関連損益の予測と実際の結果について聞いたところ、約13.7%が「予想と異なる結果だった」と回答しており、これには「利益が出ると思っていたが実際は損失が出た」や「損失が出ると思っていたが利益が出た」といった結果がまちまちだった。このような結果から、定期的な損益計算の重要性が浮き彫りになっている。

関連:「暗号資産投資と確定申告」に関する調査、2023年の取引では約7割の投資家が利益

暗号資産の資産管理・損益計算ツール「Gtax」

「Gtax」は、暗号資産を含むデジタルアセットの取引を行う個人および法人に利用されているサポートツールである。このツールは複雑で多岐にわたる取引データを一元管理し、確定申告に必要な損益計算を自動化することで、資産管理の手間を大幅に削減する。

正確かつ簡便な損益計算機能を提供し、日常の資産管理や確定申告の効率化に寄与している。ユーザーはフリープランから始めることができ、自身のニーズに合わせたプランを選択することも可能である。

    調査概要:

  • 実施会社:株式会社Aerial Partners
  • 実施期間:2024年3月23日から3月30日
  • 調査方法:インターネットを利用したアンケート
  • 対象者:「Gtax」メルマガ会員
  • 有効回答数:263名(内訳:女性36名、男性221名、未回答6名、年代別では10代0名、20代4名、30代39名、40代100名、50代73名、60代以上47名)

関連:【確定申告特集1】知っておきたい仮想通貨にかかる税金を税理士が解説|Aerial Partners寄稿

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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