米マラソン、1Qに270億円相当のビットコインを採掘

純利益は前年同期比で184%増加

米ナスダック上場ビットコインマイニング企業マラソン・デジタルは決算発表で、2024年第1四半期に2,811 BTCを採掘したと報告した。現在の価格で、1.76億ドルに相当する。

3月にはビットコインが過去最高値を更新し73,000ドルまでに到達したこともあって、マラソンの純利益は前年同期比で184%増の3.372億ドルに押し上げられた。また、売上高は1.652億万ドルに上り、2023年第1四半期から223%増加した。

比較として、ライバルのコア・サイエンティフィック社は同期間で2,825 BTCを採掘した。

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マラソンは同期で採掘したビットコインの26%を売却し、営業コストに充てた。現在同社の資本準備金は約16億ドルで、現金、現金等価物、ビットコインが含まれているという。

また、マイニングのキャパシティに関しては、「最近の買収で得た拡張能力、現在の受注とオプションで利用可能な45エクサハッシュの追加能力、16億ドルの流動性により、2024年末までに50エクサハッシュの通電ハッシュレートを目標としている」、とした。

フレッド・ティールCEOは3月に、同社の今後のハッシュパワー拡大計画についてビットコイン半減期後に小規模マイナーを買収するチャンスが増えると話していた。

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なお、今回のマイニング企業の決算結果には、ビットコインの4月半減期後の報酬減少による影響がまだ反映されていない。半減期後のナスダック上場の大手マイナーの財務状況が業界の注目指標となるだろう。

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