はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米マラソンデジタル、ビットコイン半減期後に買収機会うかがう

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「大規模マイナーには買収のチャンス」

米ナスダック上場ビットコイン(BTC)マイニング企業マラソン・デジタルのフレッド・ティールCEOは、ビットコイン半減期後に小規模マイナーを買収するチャンスが訪れるだろうと述べた。米CNBCが22日に報じた。

ティール氏は、株式非公開のマイナーの場合は、資本へのアクセスや設備投資の能力が限られており、その一方で大規模なマイナーが規模拡大を競っている状況があると指摘している。

そこで、ビットコイン半減期後には、大規模マイナーが、財政的なストレスを受けた小規模マイナーを合併することが可能になるだろうと続けた。

4月に予定される半減期では、ビットコインの採掘報酬が6.25BTCから3.125BTCへ半減し、マイニング企業の利益率に打撃を与えることになる。

ティール氏は、1月末時点でマラソンはバランスシートに10億ドル(約1,510億円)相当を保有しており、半減期後を見越して、機会があれば事業拡大に使うことを考えていると述べていたところだ。

またマラソンは3月、テキサスに200メガワットのデータセンターを8,730万ドル(132億円)で購入すると発表。設備投資を加速させている。

関連ビットコイン半減期に備え、マイニング大手Marathonが130億円の設備投資

Hut8が運営していたテキサス州グランベリーとネブラスカ州カーニーのマイニング施設を継承することも決まっている。

関連マラソン、Hut8からビットコインマイニング施設を20億円で継承 株価は下落

半減期とは

ビットコインなど仮想通貨のマイニング報酬(=新規発行量)が半分に減るタイミングを指す。仮想通貨にはインフレを防ぐために「発行上限」が定められているものが多く、一定周期で訪れる半減期の度に、新規発行量が半分に減る仕組みになっている。供給量が減ることで希少価値が大幅に上昇し、価格が高騰しやすくなるため、仮想通貨特有の注目イベントでもある。

▶️仮想通貨用語集

2023年に過去最高益

ティールCEOは、マラソンが最近2件の買収を完了しており、今後も他企業の取得を続ける意向だと話した。

同社のバランスシートは堅牢であり、機会があればいつでも買いに行く準備ができていると続ける。ただ買収の上では、慎重に適切な価格で行う必要があるとも述べた。

マラソンは、2023年に過去最高の3億8,800万ドル(約587億円)の収益をあげている。前年から229%増加した格好だ。

現在アナリストらはマラソンの次回決算におけるEPS(1株当たり純利益)を前年同期比約367%増の0.08ドルと予想している。

関連米マイニング企業マラソンデジタル、2023年は過去最高益に

AI企業との競合

ティール氏は、暗号資産(仮想通貨)マイニング企業は、データセンター取得の件ではAI(人工知能)企業と競合することになると認めている。

マイニング企業の場合は、電力需要が高まる時期や時間帯などに一時稼働を停止できるなど地域の電力網にとってはメリットがあると意見した。また、こうした競合も踏まえて世界的に拠点を拡大しているとも説明した。

関連: 米マイニング企業Marathon、アブダビで大型施設立ち上げへ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/10 月曜日
18:00
ステーブルコインの正式認可を背景に、通貨の新時代をテーマとした金融カンファレンス「MoneyX(マネーエックス)」開催決定
MoneyX 2026年2月27日開催、日本円建ステーブルコインの社会実装を議論する次世代金融カンファレンスが発表された。WebX実行委員会主催、JPYC・Progmat・SBI・CoinPost企画運営。参加無料、オフライン限定。
17:45
メタマスクのガス代とは?初心者向けに仕組みと節約方法をわかりやすく解説
メタマスクで暗号資産を送金する際に必要な「ガス代」を初心者向けに解説。イーサリアム、Polygon、Solanaなど各ネットワークで必要なトークンの違いや、リアルタイム確認方法、手数料を節約するコツまで図解付きでわかりやすく紹介します。
17:00
WebX 2025開催記念、ショートフィルム『#ThinkFuture』シリーズを公開
未来への問いかけ 大型カンファレンス「WebX 2025」の開催を記念して制作されたショートフィルム『#ThinkFuture』シリーズが、CoinPostとあたらしい経済が共…
16:44
音楽業界初のIEO「Fanpla」販売結果は申込倍率9倍に 11日にコインチェックで取引開始
国内9例目、音楽業界初のIEOとなったFanpla(FPL)の販売結果が発表された。申込倍率は9.06倍、申込総額は90.6億円に達し、28,523口座が参加。11月11日に取引開始予定。
16:36
米CFTC代行委員長、レバレッジ付き仮想通貨現物取引の導入を推進
米CFTCのファム委員長代行が、レバレッジ付き仮想通貨現物取引を来月にも開始する方向で調整中と確認。CMEやコインベースなど規制取引所と協議を進め、長年禁止されてきたレバレッジ現物取引を「管理」へ移行させる規制上の節目に。
15:41
5つのXRP現物ETFが上場準備完了、11月中の米国デビューなるか
フランクリン・テンプルトンなど大手5社のXRP現物ETFがDTCCに登録完了。11月中の取引開始に向け最終段階、機関投資家の関心高まる。
14:46
Smart Pocket、30億ドル規模のIPミーム・エコシステムをつなぐ基軸通貨「SPトークン」をローンチ
Smart Pocketが30億ドル規模のIPトークン市場をつなぐ基軸通貨「$SPトークン」を正式ローンチ。総額3億5,000万ドルのSeason 2エアドロップも開始。世界初のIPトークン特化型ローンチパッドの新展開。
12:28
ビットコイン105,500ドルに反発、トランプ給付金案と政府機能回復への期待高まる
仮想通貨市場ではビットコインやアルトコイン相場が反発し105,500ドルに。米国で2,000ドルの特別給付案が浮上し、2020年の景気刺激策時のような流動性流入への期待が高まる。政府閉鎖の終息見通しと90億ドルの取引所資金流入も追い風。
12:09
RWAトークン市場で金(ゴールド)担保型が躍進、機関投資家の関心集まる
ゴールド価格の上昇を背景に、金担保トークンXAUTの時価総額が30日で39%増の成長を示している。10月にはXAUT専門のトレジャリー企業オーレリオン社が誕生した。
11:48
仮想通貨ウォレットのLedger、米国でIPOまたは資金調達を検討=報道
ビットコインなど仮想通貨のハードウェアウォレット大手Ledgerが米国でのIPOまたは資金調達を検討。仮想通貨盗難が増加する中、2025年の売上は過去最高を記録している。
11/09 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップルの770億円調達やジーキャッシュ高騰の背景分析など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
週明けから急落のビットコイン、相場復調の前提条件は?|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン相場は続落の見通し。AIバブル崩壊や景気後退懸念から1560万円周辺まで下落。ただし短期筋の97%が含み損となっており、下値余地は限定的との指摘も。bitbankアナリストが今後の展望を解説。
11:00
イーサリアム(ETH)の仮想通貨取引所 9社機能比較
イーサリアム(ETH)取引に最適な暗号資産(仮想通貨)取引所を比較。ステーキング、レンディング、各種手数料、機能、出金サポート体制を徹底分析。読者に合った取引所を見つけるためのガイド。
11:00
週刊ニュース|金融庁の仮想通貨ETF関連デリバティブ国内提供への見解に高い関心
今週は、暗号資産ETF関連デリバティブの国内提供に対する金融庁の見解、ビットコインの10万ドル割れ、仮想通貨の最新市場分析に関する記事が関心を集めた。
11/08 土曜日
13:55
JPモルガンのビットコインETF保有量、3ヶ月間で64%増
JPモルガンが第3四半期にブラックロックのビットコインETFを207万株追加し、保有総数は528万株となった。6月から64%増加。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧