はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

パンテラ専門家の2026年仮想通貨12大予測 DAT企業統合や量子パニックなど

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

AI技術の浸透

大手仮想通貨投資会社パンテラ・キャピタルのリサーチャー、ジェイ・ユー氏が24日、2026年の仮想通貨業界に関する12項目の予測を公開した。

1. ユー氏は、AI駆動型の消費者信用が次世代の仮想通貨レンディングの最前線になると予測。オンチェーンとオフチェーンの信用モデリングを組み合わせ、AIによるユーザー行動学習を活用した資本効率の高いサービスが、シンプルなアプリ形式で登場するとしている。

2. AIの活用については、仮想通貨のインターフェース層として機能するようになると予測。完全自律型のLLMベース(大規模言語モデルベース)取引AIは依然として実験段階にとどまるものの、仮想通貨トレンド分析やプロジェクト評価、ウォレット追跡などのAI支援機能が、消費者向けアプリの大半のユーザーフローに組み込まれるとした。

関連:「仮想通貨への投資は今でも遅すぎない」パンテラ幹部が見解

決済とコマースの進化

3. 注目すべき予測として、x402(支払い要求プロトコル)エンドポイントを活用したAIエージェント型コマースの拡大を挙げた。マイクロペイメントが主な魅力である一方、x402はApple Payに似た仕組みとして通常の決済にも使われるようになるという。一部のウェブサイトでは、x402決済が取引量と収益の50%以上を占める可能性があるとし、ソラナがベースチェーンをセント単位の取引量で上回ると予想している。

4. 決済インフラについては、ストライプ、ランプ、ブレックス、クラーナなどの既存フィンテック企業が国際送金フローにステーブルコインを活用する動きが加速すると予想。テンポのようなステーブルコインチェーンが法定通貨から仮想通貨への主要なオンランプとなり、法定通貨決済を受け付けた後、決済用のステーブルコインに変換するようになるとした。

市場構造の再編

5. DAT(デジタル資産トレジャリー)については、各主要資産につき2~3の保有企業のみに統合されると予測。これは流動性の問題による解消、ETF型商品への転換、または企業間の合併・買収を通じて実現する可能性があるとした。

関連:ビットコイン急落の背景は ETF・DAT・ステーブルコインの3大需要が逆転=NYDIGレポート

6. ガバナンストークンについては、企業に対する法的支配権を持たない「ガバナンス」トークンが存亡の危機に直面すると指摘。より多くの優良企業が長期間「非公開」のままを選択し、株式償還可能トークンが登場する可能性があるとした。トークンの法的所有権に関する規制の枠組みも明確化されるという。

RWAとトークン化資産

7. RWA(現実世界資産)分野では、トークン化ゴールドが主要資産になると予測。各国の金に対する物理的制限の回避策として、またドルの構造的問題(地政学、インフレ、債務)を背景に価値保存手段として需要が高まるとした。

関連:RWAトークン市場で金(ゴールド)担保型が躍進、機関投資家の関心集まる

予測市場とDeFiの発展

8. 予測市場については、金融志向と文化志向の2方向に分岐すると指摘。金融系はDeFiとの相互運用性を高め、レバレッジやリキッドステーキングを実装し、細分化されたオプション商品のような仕組みを提供する一方、文化系は大衆の関心を集め、ローカル性の高い市場になるという。

9. DeFi(分散型金融)分野では、ハイパーリキッドが永久先物DEXでの優位性を維持し、HIP3市場が主要な取引量の原動力になると予測。利回り付きステーブルコインがハイパーリキッド上でファーストクラスの市民権を得て、USDCの優位性はUSDe及びUSDHに譲るとした。

10. また、プロプライエタリーAMM(独自開発の自動マーケットメーカー)がマルチチェーン展開し、ソラナでの取引量の半分以上を占め、RWAなどより多くの資産の価格設定に使われるようになるとしている。

技術的課題とインフラ整備

11. 技術面では、量子コンピューターの進展がビットコインに「量子パニック」を引き起こす可能性を指摘。大口BTC保有機関が量子耐性に関する対策を議論するきっかけになるが、実際に価値を脅かす段階には至らないとしている。

関連:量子コンピュータは仮想通貨の脅威か 専門家が語る「共存」の可能性

12. プライバシー技術については、イーサリアムのKohakuのようなフレームワークの発展により、統一された開発者インターフェースが実現すると予測。前サイクルのWaaS(ウォレット・アズ・ア・サービス)プラットフォームと同様の進化を遂げ、主に企業向けワークフローでPaaS(プライバシー・アズ・ア・サービス)バンドルを提供する企業が登場する可能性があるとした。

ユー氏は、これらの予測はあくまで教育目的であり、投資助言ではないと注意を促している。

※本記事は読みやすさを考慮し、原文の予測順序を一部変更して構成しています。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
02/09 月曜日
18:00
ポイ活で始める仮想通貨投資|PayPay・楽天など対応サービス5選比較
現金不要で仮想通貨投資を始められるポイント投資を徹底解説。PayPay・楽天・Vポイント・Ponta・メルカリの5サービスを比較し、それぞれの特徴、メリット、おすすめの人を具体的に紹介します。
17:25
高市政権が衆院選圧勝、政策推進本格化で仮想通貨の税制改革・金商法移行の期待高まる
高市政権の衆院選圧勝を受け、仮想通貨業界では税制改革や金商法移行、積極財政の影響に注目が集まっている。政策推進力の高まりと高市首相の慎重な制度姿勢を整理する。
15:17
キャシー・ウッドCEO、「ビットコインは3つの革命」強気姿勢を示す
アーク・インベストのキャシー・ウッドCEOは、今回の弱気市場こそビットコインの絶好の投資機会となると主張する。金との相関性、ビットコインの3つの革命的価値、量子コンピュータリスクへ言及し、その強気の理由を解説した。
14:12
トム・リー氏のビットマイン、66億円相当のイーサリアムを追加購入
トム・リー氏率いるビットマインが約2万ETH(約66億円相当)を追加購入。イーサリアム価格が変動する中、同社は400万ETH超(約1兆2,560億円相当)を保有。「イーサリアムは金融の未来」と長期投資姿勢を堅持。
13:00
アステリア株式会社、次世代カンファレンス「MoneyX 2026」のタイトルスポンサーに決定
アステリア株式会社が、2026年2月27日開催の次世代金融カンファレンス「MoneyX」のタイトルスポンサーに決定。ステーブルコインを軸に「通貨の進化と社会実装」をテーマに、ザ・プリンスパークタワー東京で開催される。
12:40
Startale Group、次世代カンファレンス「MoneyX 2026」のプラチナスポンサーに決定
Startale Groupが、2026年2月27日開催の次世代金融カンファレンス「MoneyX」のプラチナスポンサーに決定。ステーブルコインを軸に通貨の進化と社会実装をテーマに、産官学のリーダーが議論を展開する。
11:58
アーサー・ヘイズがハイパーリキッドの高パフォーマンスに賭け 
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏が、ハイパーリキッド(HYPE)の2026年7月末までの高パフォーマンスを予想した。今年に入ってからHYPEを改めて購入している。
09:40
ヴィタリック氏、「アルゴリズム型ステーブルコインこそ真のDeFi」
イーサリアム創設者ヴィタリック・ブテリン氏が、アルゴリズム型ステーブルコインこそが真のDeFiだと主張。USDCをAaveに預けるサービスは「真のDeFiではない」と明言し、2つの基準を提示した。
09:28
トレンドリサーチ、2100億円相当のイーサリアム損切り完了か
トレンドリサーチが仮想通貨イーサリアムを大量にバイナンスに送金し売却した可能性がある。市場下落による担保清算圧力が背景とみられる。関係者は長期的な強気姿勢を表明した。
08:18
キヨサキ氏、ビットコイン購入時期めぐる批判に反論
『金持ち父さん貧乏父さん』著者ロバート・キヨサキ氏がビットコイン購入履歴の矛盾を指摘され反論。「6000ドルで購入停止」発言と直近の「購入中」投稿の矛盾が浮き彫りに。
02/08 日曜日
09:30
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップルのルクセンブルクでの認可取得やソラナの26年目標価格引き下げなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
09:25
週刊仮想通貨ニュース|K33のビットコイン相場分析やクラビアの全ビットコイン売却に高い関心
今週は、東証グロース上場クラビア株式会社の全ビットコイン売却、仮想通貨調査会社K33の相場分析、ブータン王国のビットコインの売却可能性に関する記事が関心を集めた。
02/07 土曜日
14:02
ロシア最大手銀スベルバンク、仮想通貨担保ローンの本格展開へ
ロシア最大手銀行スベルバンクが仮想通貨担保ローンの本格展開に向けて準備を進めている。企業顧客からの強い関心を受けて中央銀行と規制整備に取り組む方針だ。
13:10
ビットコイン現物ETFの取引高、市場急落の中1.5兆円超えに 過去最高を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が日次取引高で過去最高を記録した。ビットコイン価格下落の中、一週間で1080億円が純流出している。
11:35
トランプ政権、ステーブルコイン利回り問題で銀行・仮想通貨業界の協議を11日に再開予定か
米ホワイトハウスは11日、仮想通貨市場構造法案をめぐるステーブルコイン利回り問題について、銀行業界と仮想通貨業界の協議を再開する予定だ。今回は銀行代表も直接参加し、数カ月にわたる対立の解消を目指す。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧