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RWAトークン市場で金(ゴールド)担保型が躍進、機関投資家の関心集まる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

金担保トークンXAUTが急成長

暗号資産(仮想通貨)関連情報を提供するToken Terminalは9日、最も急成長している主要なトークン化資産を報告。テザー社によるゴールド(金)担保トークンのテザーゴールド(XAUT)が1位となった。

過去30日でXAUTの時価総額は39%増加しており20億ドル(約3,080億円)に達している。これを受けて、テザー社のパオロ・アルドイノCEOは「テザーゴールドは新たなゴールド標準だ」とコメントした。

出典:Token Terminal

なお、成長率2位はスカイプロトコルの米ドル建てステーブルコインUSDS、3位はCentrifugeによるトークン化ローン担保証券JAAA、4位はペイパルの米ドル建てステーブルコインPYUSD、5位はワールドリバティフィナンシャルの米ドル建てステーブルコインUSD1となっている。

様々な分野でRWAトークンが成長しているところだ。リップル社は4月、トークン化RWA市場は、2033年までに18.9兆ドル(約2,900兆円)に達する可能性があると予測した。

関連:2033年までにRWAトークン化市場が2800兆円規模へ成長 リップル社レポート

RWAとは

「Real World Asset(現実資産)」の略。ブロックチェーン上でトークン化されるRWAには不動産、アート作品、トレーディングカード等の実物資産、株や債券等の有価証券などが含まれる。

XAUTが好調な背景には、ゴールドの価格が年初来で約54%上昇していることもある。ブラックロックのラリー・フィンクCEOは10月、投資家が国家債務と通貨価値低下への懸念から、ゴールドと仮想通貨をヘッジ資産として選んでいると指摘していた。

XAUTは、100%物理的なゴールドに裏付けられており、スイスに保管されているLBMA基準の地金と交換可能だ。2020年のローンチ以来、約7トンの金が裏付けとして調達されており、機関投資家レベルの透明性、検証可能性、流動性を提供している。

関連:テザーゴールド、時価総額3200億円に倍増 金の価格高騰を受け

XAUTトレジャリー企業が誕生

XAUTを財務資産として蓄積する上場企業も誕生している。

ナスダック上場の機関投資家向けデジタル資産金融企業Antalpha Platform Holding Company(以下、アンタルファ)は10月、XAUTを蓄積する子会社Aurelion Treasury(オーレリオン・トレジャリー)を設立するために1億5,000万ドル(約231億円)の資金調達を行った。

アンタルファはオーレリオンの株式の32%と議決権の73%を保有する支配株主となり、オーレリオンは、ウェルスマネジメントおよび資産運用サービスの提供も継続している。

既存企業プレステージ・ウェルスがオーレリオンに改名する格好であり、新たなティッカーシンボル「AURE」でナスダックで取引されているところだ。

オーレリオンは10月14日に、1億3,400万ドル(約206億円)相当のXAUT購入を完了した。XAUTを唯一の財務準備金として保有することで、ボラティリティ(価格変動)の安定化、流動性確保、担保の耐性向上を目指している。

また、アンタルファはそのプラットフォームを通じてXAUTを担保とするローンを顧客に提供できるようになった。オーレリオンはXAUTをアンタルファに担保として貸し出し、その見返りとして技術料を受け取る予定だ。

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