個人投資家もアルトコインから主要通貨へ転換
大手マーケットメーカーのWintermuteが23日に発表した市場分析によると、仮想通貨市場ではビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)への資金集中が一段と進んでいる。
先週、BTCは一時85,000ドルを下回り、ETHも3,000ドルを割り込む場面があった。月曜日には約6億ドル、水曜日と木曜日にはそれぞれ約4億ドルの清算が発生し、市場は不安定な値動きとなった。週末にかけてBTCは90,000ドル付近まで緩やかに回復している。
同社の内部フロー分析によると、主要通貨には全体的に買い圧力が見られる。特にBTCは長期的に持続的な買い圧力を受けており、ETHも年末に向けて大口の買いが入っている。
機関投資家による資金流入は夏以降一貫しており、個人投資家もアルトコインから主要通貨へのローテーションを開始しているという。
市場では「BTCが先導しなければ、リスク選好が持続的に他の資産へ波及することはない」というコンセンサスが強まっている。
Wintermuteは「年末にかけて流動性が薄くなる中、市場は狭いレンジでの推移が続く見通し。下落局面は急激だが、レバレッジが素早く解消されることで調整は限定的となっている。明確なマクロや政策の材料がない中、市場は確信よりもポジション調整によって動いている」と分析している。
一方、中長期的には伝統的金融機関や企業による仮想通貨への参入が着実に進んでおり、一度確立された資金とアクティビティは持続的であることから、中期的には価格を下支えする要因になると同社は指摘している。
関連:仮想通貨市場は政策待ち姿勢 ビットコインとイーサリアムに資金集中=Wintermute分析
関連:ブラックロック、ビットコインETFを「今年の3つの投資テーマ」に選出



はじめての仮想通貨
TOP
新着一覧
チャート
学習
WebX




















































