ArbitrumとBase利用のレイヤー3チェーンDegen Chain、24時間以上稼働停止
未だ復旧ならず
「Degen Chain」というイーサリアム系のレイヤー3ネットワークは、24時間以上トランザクション処理が停止していることが確認された。
Degen Chainは、Arbitrum「Orbit」のテックスタック上で構築され、Baseチェーンで取引の確定を実施し、ミームコイン「Degen」をガス代トークンとして利用するレイヤー3チェーンだ。
Orbitチェーンでは、取引手数料にETH以外のERC-20トークンを使用できる機能が導入されている。
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13日5時15分のブロック# 15524774以降、新たなブロックは生成されていない。処理停止(ダウンタイム)によって、Relay bridge、DegenSwap、Mint Club、FrogswapなどのdAppsも処理不可能となっている。
原因に関してはまだ明かされていないが、Degen Chainのチームは、ロールアップ・インフラストラクチャ・プラットフォームのConduitと協力してダウンタイムを解決している最中だと述べた。また、今朝2時ごろ、Conduit側は「Conduitには両チェーンのスナップショットと完全な取引履歴がある。現在、両チェーンのノードはgenesisから再同期している」と説明したが、まだ取引処理は再開されていない。
Degenトークン自体は、1月に「Optimism」利用の分散型SNSのプロトコル「Farcaster」の「Degenチャンネル」から生まれたミームコインだ。
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