ZKsync大型エアドロップ早くも45%が申請完了 ランキングTOP100圏内に浮上
時価総額は約8億ドル
暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のレイヤー2(L2)ソリューションの一つで、注目度の高い「ZKsync」が17日、待望のエアドロップを実施した。時価総額は約8億ドル(1260億円)となり、18日時点で暗号資産市場の時価総額ランキングにおいて86位にランクインしている。
このエアドロップは、計69万のウォレットに対して総数36億7500万ZKトークンを取得可能とする大型イベントであったが、「2時間以内に45%のトークンが取得された」と非営利組織ZKsync Associationが公式X(旧Twitter)を通して発表した。
請求期限は2025年1月3日であり、希望するユーザーはいつでもトークンを取得し、売却することが可能だ。
暗号資産取引所バイナンスは、17日19時(日本時間)からZKsync(ZK)の取り扱いを開始しており、その注目度の高さがうかがえる。
現在、BybitやKuCoinもZKトークンを上場しているが、米Coinbaseではまだ取り扱いが開始されていない。
レイヤー2とは
「2層目」のネットワークのこと。全ての取引をメインチェーンで処理すると負荷が大きくなり、処理速度の低下やネットワーク手数料の高騰につながる。 取引の一部をL2で行うことで、メインチェーンの負荷軽減や処理速度の向上を期待できる
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ZKトークンのアロケーション
公式計画によると、36億7500万ZKは総発行量210億ZKの17.5%に相当し、初期ユーザー(89%)と貢献者(11%)に配分される。
また、各アドレスに対して「最大10万トークン」の上限が設定され、一部の大口投資家(クジラ)による過度な影響を防ぐ、よりフェアな設計が組まれた。自動化されたボットがエアドロップから除外される仕組みにより、コミュニティ・ファーストの姿勢が強調されている。
エコシステム貢献者への配分(11%)は、ZKsyncネイティブプロジェクト(5.8%)、オンチェーンコミュニティ(2.8%)、ビルダー(2.4%)に送られる。
インサイダーへの割当は、初期投資家に17.2%、Matter Labsチームに16.1%であり、これらは最初の1年間はロックされ、その後2025年6月から2028年6月までの3年間かけて徐々にリリースされる予定だ。
残りのトークン供給は、ZKsyncのToken Assembly(29.3%)で新たなガバナンス目的に使用され、残りはエコシステムイニシアティブ(19.9%)に向けられる。
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