「パラレル」、日本楽天ブックスでカードパック販売開始
日本進出戦略の一環
Web3系NFTトレーディングカードゲーム「Parallel(パラレル)」やAIシミュレーションゲーム「コロニー」を開発するカナダ拠点のParallel Studiosは28日、日本の提携先である楽天ブックスでゲーム関連のグッズ販売を開始したと発表した。
SNSで発表を行ったのは、パラレルの日本支部「Parellel Japan」で、「本日、楽天ブックス×Parallelの特集ページがリリースされました」と投稿。
楽天ブックスで発売するのは、「Alpha Parallel Base Set Booster Box」というコレクション用のカードパックのボックス(24パック)、シングルパック、および「Alpha Parallel Comic」というコミックスシリーズ。コミックス(漫画)はすでに配送可能となっているが、カードパックは7月上旬にリリースされる予定だ。
また、カードパックの中身はコレクション用のカードであり、ポケモンカードゲームや遊戯王といった対面バトル向けのカードではない。一方、カードパックには、PC版パラレルゲームへのアクセスコードが同封されており、日本語版ゲームへアクセスしたプレイヤーにはNFTではないゲーム内専用のカードを入手できる。日本のオンラインゲーマーの基盤拡大を目的としたカードパック販売と見られる。
Parallel StudiosのKalos CEO(@templecrash)は先日実物のカードに関する動画を投稿しカードの模様などを見せた。カード本体を製造するのは、著名カードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」と同じ企業(ベルギーのCartamundi社)であるという。
同社は5月に日本進出のアプローチとして、楽天ブックスと提携しフィジカルなカードやコミックスなどのグッズなどを流通し始めると発表した。
楽天ブックスは当時、パラレルと提携することで、日本におけるカード、コミック、玩具などの販売代理店として、世界最大級のTCG市場に参入する橋渡しとなると話した。
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なお、パラレル独自のエコシステム仮想通貨は、「PRIME(プライム)」で、イーサリアムメインネットおよびBaseチェーン上で流通している。
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