Bybit、NYダウや日経平均など世界主要株指数の取引提供開始
新たな需要に対応
暗号資産(仮想通貨)取引所大手バイビット(Bybit)は3日、米ダウや日経平均など世界主要指数の取引提供を開始した。
提供される指数には、中国A50指数=China A50 Index Cash CFD(USD)、ダウ平均株価=Dow Jones Index Cash CFD(USD)、ナスダック100=NAS100 Cash、日経平均株価=Nikkei Index Cash CFD(JPY)、香港ハンセン株価指数=Hang Seng Index Cash CFD(HKD)など、計17の指数が含まれる。
これらの取引は、差金決済取引(CFD)で行われる。CFDは金融商品の価格変動を利用して利益を得る取引手法で、実際に資産を保有せずに価格の騰落に対して取引を行う。
取引はバイビットが提供する「MT5」という伝統金融資産取引プラットフォームで提供される。ユーザーはMT5のソフトまたはアプリをダウンロードし、ステーブルコインUSDTを入金する必要がある。
さらに、取引ではレバレッジが利用可能で、銘柄によっては最大500倍までのレバレッジをかけることができる。
仮想通貨は、株指数や金・銀と同様に、地政学リスクや金利変動といったマクロイベントの影響を受けやすいため、投資家やトレーダーからは伝統資産へのシームレスなアクセスが求められている。USDTでの利用が可能なことは、仮想通貨ネイティブのトレーダーにとって大きな利便性を提供している。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します