週刊仮想通貨ニュース(+アジア特集)|BTCと金価格上昇シナリオやETHステーキング要件の提案に高い関心
今週のニュース
この一週間(10/12〜10/18)に最も注目の集まった暗号資産(仮想通貨)ニュースのまとめをお届けする。
今週は、JPモルガンによるビットコイン(BTC)と金(ゴールド)の価格上昇シナリオ分析、イーサリアム(ETH)の共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏によるステーキングに関する提案、米テスラによるビットコイン移動に関するニュースが最も関心を集めた。
今週の注目ニュース
ビットコインと金価格上昇のシナリオ、大統領選と『通貨価値切り下げ取引』を紐解く(10/14)
金融大手JPモルガンが10月2日付のレポートで、投資家の「通貨価値の切り下げ取引(debasement trade)」が継続する可能性があり、ビットコインや金に資金が集まり、資産価値に上昇圧力がかかる可能性があると報告した。(記事はこちら)
イーサリアムのステーキング要件32ETHから「1ETH」への大幅緩和とバリデータ分散化を提案 ブテリン氏(10/15)
ブテリン氏は14日、イーサリアムのバリデータになるための最小投資額を32ETHから1ETHに引き下げる提案を行った。バリデータは、イーサリアムネットワーク上の取引を検証する役割を担う。(記事はこちら)
米テスラ、2年ぶりにビットコインを移動 1000億円以上(10/16)
イーロン・マスク氏率いるテスラは、2年ぶりにビットコインを移動したことが確認された。オンチェーンデータを提供するArkhamによると、16日6時3分ごろ、タグ付けされているテスラのアドレスから、複数回のトランザクションで合計3,432BTCが別のアドレスへ送金された。(記事はこちら)
金融相場
ビットコイン上昇で一時66500ドルに、ポリマーケット大統領選予想のトランプ優勢も追い風か(10/15)
ビットコインの価格は、一時66,500ドルに上昇。価格上昇要因の1つに、分散型予測市場「ポリマーケット」における大統領選のオッズで、仮想通貨推進を打ち出す共和党のドナルド・トランプ前大統領が優勢になったことが挙げられる。(記事はこちら)
ビットコイン続伸で7万ドルの大台も視野、年初からクジラ(大口投資家)が急増(10/17)
この日のビットコインは前日比0.49%高の1BTC=67,435ドルに。データ分析企業CryptoQuantのKi Young Ju CEOは、年初からビットコイン市場でクジラ(大口投資家)が急増していると指摘した。(記事はこちら)
2か月半ぶり1000万円水準に上昇したビットコイン相場をプロが解説|仮想NISHI(10/17)
ビットコインが大きく上昇して1,000万円台を回復したが、相場の今後の展望は?ビットコイン相場とデリバティブの最新データについて、SBI VCトレードのアナリスト「仮想NISHI」が解説した。(記事はこちら)
アジア特集
なぜ企業がビットコインを保有し始めているのか?マイクロストラテジーとメタプラネットの事業戦略は(10/12)
上場企業によるビットコイン保有が世界的に拡大し始めている。米国のマイクロストラテジーや日本の東証上場企業メタプラネットの事例から、企業がビットコインを選択する理由と、それが企業戦略にもたらす影響を詳しく解説した。(記事はこちら)
本日ストップ高のメタプラネット、ビットコイン10億円分買い増しでBTC保有額80億円相当に(10/15)
メタプラネットは15日、106.976BTCを追加購入したと発表。今回の追加購入により、同社のビットコイン保有量は855.478BTCに増加した。(記事はこちら)
仮想通貨相場上昇につながるか 中国政府、3年間で約125兆円を追加調達の可能性=報道(10/16)
中国は、超長期の特別国債を発行して、今後3年間で6兆元を追加調達する可能性があることがわかった。調達の目的は、減速している景気を支援するためで、仮想通貨の投資家やアナリストも中国の動向に注目している。記事はこちら)
コインチェック、Wizardry新作『エクウィズ』のゲーム内通貨「BCトークン」取扱い開始(10/16)
コインチェックは16日13時より、同社の現物取引サービス「Coincheck取引所」において、Blood Crystal(BCトークン)の取り扱いを開始した。国内の仮想通貨取引所が、BCトークンを扱うのは今回が初めて。(記事はこちら)
アジアの富裕層向け資産運用機関、7割以上仮想通貨に投資(10/18)
香港を拠点とするデジタル資産プラットフォームAspen Digitalは17日、アジアの仮想通貨市場に関するレポートを発表。香港、シンガポール、日本をはじめとするアジアのファミリーオフィスや富裕層の76%が現在すでに仮想通貨に投資していると報告している。(記事はこちら)
DMM Cryptoが資金調達、グローバル展開加速目指す(10/18)
国内の仮想通貨関連企業である株式会社DMM Cryptoは、グローバル投資会社Neoclassic Capitalをリードインベスターとして迎え、クオンツトレーディング会社Prestoと共に新たなグローバル戦略パートナーシップを締結したことを発表した。(記事はこちら)
関連:なぜ日本で大規模Web3カンファレンスが必要なのか|WebX創設者インタビュー
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