ビットコインにブルフラッグの上抜けを確認 銀行がXRPの利用開始など複数のリップル関連好材料も|仮想通貨モーニングレポート

仮想通貨市場
下向き描くBTCのブルフラッグは、本日明朝に上抜けが確認され、レジスタンスラインをサポートラインに変える動きが見られた。また、XRP関連で複数の動きが発表された。

マーケット情報

1月9日の仮想通貨マーケット情報

ビットコイン

8時時点のデータは以下の通り。

BTC価格(9日7時:bitFlyer)
価格 前日比
現在値 435,331円 0.23%高
24h高値 446,136円
24h安値 433,500円
出来高(BTC市場全体) 5761億円 +0.3%

9日の仮想通貨市場は、ここ数日続くレンジ内推移を一時抜けたものの、前日比の推移では小幅高の43万5000円で推移している。

年初以来に生成された大きめのペナント上抜けで急騰したBTC価格は、急騰後に下向きのブルフラッグを描いていたが、本日明朝にレンジ抜けが確認された。レンジ抜け後はブルフラッグの高値付近を抜けきれずに上昇の勢いを継続できなかったものの、レジスタンスラインをサポートラインに変える動きを見せている。

また、アルトコインではTronが前日比12%高、7日比37%と、他の通貨がBTCと同様の推移をする中で、継続性のある右肩上がりの推移をしている。バイナンスローンチパットで再注目された透明性をもたせたICOシステムと、トロンが昨年1億4000万ドル(≒152億円)で買収した人気P2PデータシェアプラットフォームBitTorrentの新たなICOでの資金調達額が期待視され、市場に好感されていると思われる可能性が高いだろう。

本日のニュース

本日のマーケットに影響を与える可能性があるニュースはこちら。

仮想通貨取引所が51%攻撃の調査結果を発表

仮想通貨取引所Gate.ioが8日に発覚したイーサリアムクラシックにおける51%攻撃に関する調査結果を発表した。

Gate.ioによると8日時点で54200ETC分(約2900万円分)の被害が確認されているとした。

レポート内では、Gate.ioが51%攻撃が行われている際に不正な取引を探知してマニュアルチェックに申請を出したものの、不正な取引と正常な取引の見分けが非常に困難であったと述べ、約40000ETC分の被害が出たと発表。

同取引所がユーザーの紛失された分のETCを補償すると述べている。

また同取引所は51%攻撃を探知するメカニズムを導入し、引き続き警戒を続けるとした上で、ETC開発チームが「ETCネットワークを51%攻撃から守る為に、PoSの様な新たなコンセンサスメカニズムの導入を検討すべき」と言及した。

なお、米国に拠点を置く大手仮想通貨取引所コインベースは同社のブログ内では総額219,500ETC(約1.2億円)が二重支払いされていた事を明らかにした。

コインベースでも現在、イーサリアムクラシックの入出金は停止状態が続いている。

リップル社、13社の新たなリップルネット加入を発表

リップル社は公式ツイッターから新たに13社がリップルネットに加入した事を発表した。既にリップルネットには200社以上の送金企業や銀行等の金融機関が加入している事も合わせて報告した。

注目点は、新規加入した13企業の内5社が、送金時の流動性向上の為に仮想通貨XRPを利用する事を発表している事だ。

なおリップル社は仮想通貨XRPを利用せずとも、リップルネット加入企業は「リップル社の技術と最先端のAPIを駆使して、速く、低コストで透明性の高い送金が可能となる」と述べているが、XRP採用事例が急加速した点は大きな注目点であり、XRPの実利用拡大は相場にもいい影響を与えそうだ。

5社の1つでロンドンとカリブ海セントルシアに拠点を置くEuro Exim Bankは、今年から国際送金に現在150億ドル相当(約1.6兆円分、Fortune社調べ)の流通量を誇る仮想通貨XRPを利用する事を発表した。

これまで送金業者の利用が多かったXRPだが、ついに銀行の利用が始まることになる。

なお、Euro Exim Bankは実際にXRPを保有するわけではなく、ペイメントプロバイダのBitPayが仮想通貨の運用を担うこととなる。

同銀行のディレクター、Kaushik Punjani氏は以下のようにコメントした。

リップル社と提携してxCurrentとxRapidの両方を導入する事となった。これらが顧客にもたらす利点に期待している。

今回新たに加入を発表した企業は以下の通り。(紹介順はリップル社参考)

  • Euro Exim Bank(仮想通貨XRPを利用)
  • SendFriend(仮想通貨XRPを利用)
  • JNFX(仮想通貨XRPを利用)
  • FTCS(仮想通貨XRPを利用)
  • Ahli Bank of Kuwait
  • Transpaygo(仮想通貨XRPを利用)
  • BFC Bahrain
  • ConnectPay
  • GMT
  • WorldCom Finance
  • Olympia Trust Company
  • Pontual/USEND
  • Rendimento

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ビットコインなど仮想通貨のOTC取引についてGalaxy Digital社は、「昨年末にかけて、税金回避売りがアセットマネジャーや財政資金口座で確認されている」と言及。年始以降の買い戻し需要を示唆した。

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リップル社が米時間8日、同社が世界40カ国で展開するRippleNetに新たに13社が加入した事を発表した。その内5社は仮想通貨XRPを一部送金で利用する方針を示しており、特筆すべきは内1社がxRapidにとって初の銀行である点だ。
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