はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

大口投資家による「ビットコインOTC取引」が買い優勢に、年始以降の買い戻し需要を示唆|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
ビットコインなど仮想通貨のOTC取引についてGalaxy Digital社は、「昨年末にかけて、税金回避売りがアセットマネジャーや財政資金口座で確認されている」と言及。年始以降の買い戻し需要を示唆した。

仮想通貨市場

BTCテクニカル分析(18:30時点)

日足や4時間足などの上位足を確認すると、「逆三尊」の右肩を形成しつつあるものの、優位性があるとは言い切れず、ネックラインを超えずにこれを否定した場合、再び売り目線が優勢になる可能性がある。

また、先週末に付けた大陽線(2万円幅)の後、上値は45〜47万円付近に厚目のレジスタンスラインがあるため、よほどの好材料がない限り上抜けは難しいと思われるが、これを超えた場合は、短期的には50万円付近までの上昇を期待できるだろう。

先週末の上抜けによりレジサポ転換したラインは42.5万円付近、直近数週間の下値サポートラインは39万円付近にあるが、何度か跳ね返しているこの支持線を割り込んだ場合、買い方のストップロスを巻き込んで下に走る可能性もあるので警戒したい。

一方、大幅アップグレードを控えるイーサリアムが急騰するなどしてアルトコインが仮想通貨市場を牽引した場合は、上昇トレンドに向けた道が拓けるかもしれない。

世界最大級の仮想通貨取引所バイナンス、1月中旬に予定される「イーサリアムハードフォーク」のサポートを表明
世界No.1の仮想通貨取引所Binanceは、1月中旬に控えるイーサリアムの分岐を伴わないハードフォーク「コンスタンティノープル」に対応予定であることを発表した。注意点をまとめている。

巨額の売買か、仮想通貨の大口取引でロング優勢

仮想通貨取引所を介さず、売手と買手が相対取引を行うOTC取引に関して、OTC取引業者「Cumberland」は8日、以下のように言及し、注目を集めている、

過去データを見ると、弊社のOTC取引は買いと売りの比率がしばらく均衡を保っていたが、先週からOTC取引の約60%(想定元本に基づく)が買いに傾いている。

「OTC取引」で、多くの買いが見られていることはThe Blockの調査でも判明している。

Genesis Trading社のCEO「Michael Moro」氏は、同社のOTC取引において、年末に多くの売りが見られた後、買いが増加傾向にあることを認めた。

また資本コンサル企業Tabb Groupのフィンテック調査部門の部長Monica Summerville氏は、機関投資家がOTC取引を好む理由について、以下のように説明した。

大きい取引は、OTCで行われなければならない。取引所ではオーダー量の制限があるため、取引を数回に分けて行う必要があり、これは致命的である。

さらにOTC取引は、クラーケンやコインベース、バイナンス等の仮想通貨取引所における取引量の2、3倍はあるだろうと予想。Galaxy Digital社やPaxos社も同様に、買いポジションが増加傾向にあると、そのトレンドを認めている。

Galaxy Digital社は、以下のようにコメントした。

2018年末にかけて、税金回避目的の売りが、アセット・マネジャーや財政資金口座で確認されている。

しかし、1月初旬には以前売られていた資産を買い戻す傾向が始まっている。またアジアやEMEA(欧州、中東、アフリカ)の地域からの買いも多く見られている。

さらに、米ニューヨーク州のスタートアップPaxos、OTC取引部門の部長であるPaul Ciavardini氏は、「現段階で今年の取引フローの大半が新興市場トレーダーからの買いだ」と述べている。

債権王の発言

米国市場で「新債券王」と呼ばれる著名投資家であり、米ダブルライン・キャピタルの「ジェフリー・ガンドラック」氏は、年次動画配信で、2018会計年度に急速に増大した「米国の債務」について、経済に対して深刻な影響を与える可能性があると警鐘を鳴らした。

また、CNBCの報道によれば、ビットコイン投資について、5000ドル(約55万円)を超えると予想しており、米最大級の投資メディア「ZeroHedge」などが拡散している。

同氏は2018年2月時点で、CNBCの「Halftime Report」に対し、「ビットコインの投機的資産に関するセンチメントを見ており、この先、金融市場が下落する場合、ビットコインの下落が先行するだろう」と予想し、的中させている。

ただし、同氏は以前から仮想通貨に懐疑的な姿勢を示しており、「仮想通貨投資はオススメしない」と付け加えている。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

米中長官級の交渉期待で日経平均株価は、3日続伸した。

ただ、自律反発の範疇であり、fib50.0%の半値戻しで戻り売りの局面でもあるため、上目線へのトレンド転換を期待するのは早計だろう。仮想通貨(ブロックチェーン)関連株も、前日までの反騰から一服し、やや弱含みで推移している。

松井証券の調査によると、8日の「信用買い評価損益率」は-21.41%(前営業日比+2.99pt)となっており、引き続き高い水準にある。

CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者10,000名を突破しました。

▶️本日の速報をチェック

CoinPost動画

CoinPostで厳選した、仮想通貨のニュース動画はこちら。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。
13:00
米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。
12:55
メタプラネット支援コンソーシアム、タイ上場企業買収でビットコイン戦略を東南アジアに拡大
メタプラネット支援者らが筆記るコンソーシアムがタイ上場企業DV8の買収計画を発表した。日本で成功したメタプラネットのビットコイントレジャリー戦略をタイで再現し、さらに東南アジアに展開する第一歩として注目される。
12:36
オルタナ信託、BOOSTRY・ALTERNAと連携しデジタル証券の管理体制を強化
デジタル証券特化の「オルタナ信託」設立。BOOSTRYとALTERNAが協業を深化し、STの取得から販売まで一貫した新たな枠組みを構築する。
11:35
米雇用統計好調でビットコイン一時11万ドル超、アーサー・ヘイズが下落リスクを警告する理由は?
米国6月雇用統計が予想を上回る14万7000人となり、ビットコインは一時11万500ドルまで上昇した。しかしBitMEX創業者アーサー・ヘイズ氏は、米財務省がステーブルコインを国債購入の受け皿として活用することで市場から流動性が奪われ、8月開催のジャクソンホール会議前に9万ドル水準へ下落すると予測した。
11:00
アルトコイン取引の増加傾向続く 仮想通貨OTCレポートが公開
Finery Marketsは、仮想通貨のOTC取引に関する2025年上半期のレポートを公開。ビットコインやイーサリアム、ステーブルコインの他にアルトコインの取引が増加傾向を継続していると指摘した。
10:35
「1兆ドル予測は楽観的すぎた」、 JPモルガン ステーブルコイン時価総額の2028年予測を下方修正=報道
JPモルガンはステーブルコイン市場の2028年予測を5000億ドルとし、他社の1-4兆ドル予測を否定。決済利用は6%に留まり、主用途は仮想通貨取引と指摘。
10:00
ビットコイン、クジラによる売却と機関投資家の需要が拮抗=報道
仮想通貨ビットコインの大口保有者が過去1年で50万BTCを売却する一方、機関投資家の需要増加により価格が膠着している。今後のビットコイン価格については様々な見解がみられる。
09:30
ロビンフッドCEO OpenAI株式トークン化を「革命の種」と表現も、提携否定で波紋広がる
ロビンフッドがOpenAI株式トークン化サービスを欧州で開始したが、OpenAIは提携を否定。テネフCEOは「トークン化革命」と強調するも、未上場株式の権利問題が浮き彫りに。
09:16
仮想通貨SEI、国内取引所OKJに新規上場へ
国内暗号資産取引所OKJが2025年7月8日からセイ(SEI)の取扱いを開始。ゴールドマンサックス・Robinhood出身者が開発した高速ブロックチェーンで、米国でETF申請も話題。入出庫は7月8日、売買は7月11日17時開始予定。
09:00
ビットコイン今年4度目11万ドル超え、株価相関強まり最高値更新も視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは3日に今年4度目となる一時11万ドル突破を記録した。7月3日から4日にかけて、トランプ政権の大きく美しい法案が可決されたことに加え、米雇用統計が底堅い推移を示したこと、さらにシンシア上院議員が暗号資産の減税法案を提出したことが追い風となった。
08:05
ETF購入減速でビットコイン価格上昇に陰りか、ETHは蓄積量が過去最高に=Cryptoquant分析
仮想通貨ビットコインETFとMSTR(ストラテジー)の購入は大幅減速、全体需要の縮小で価格上昇が鈍化。一方、イーサリアムは6月に蓄積アドレスが史上最高を記録、機関投資家による大量保有が続く。
07:45
米下院、7月14日の週を「仮想通貨週間」と指定 3つの主要法案を審議
米下院指導部が7月14日の週を「仮想通貨週間」に指定し、GENIUS法、CLARITY法、反CBDC監視国家法を審議すると発表。
07:25
IMF、パキスタンの仮想通貨採掘などへの補助金提供提案を却下
IMFは、パキスタン政府による仮想通貨マイニングなどのための電気代補助提案を却下。同国は、ビットコインのマイニングとAIのデータセンター向けに2,000MWの電力を割り当てる計画を発表している。
07:20
ビットコイン今後の価格、9.5万ドルまで下落の可能性も=アーサー・ヘイズ分析
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏は、8月のジャクソンホール会議まで市場が横ばいか軟調な展開を予想。TGA補充の影響でビットコインが9万~9.5万ドルまで下落する可能性があるという。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧