銀行を含む新規5社が仮想通貨XRPを利用する「xRapid」採用を表明|リップルネットは参加企業が200社超に
- リップルネット加入企業が200社超、リップル社が発表
- リップル社が米時間8日、同社が世界40カ国で展開するリップルネットに新たに13社が加入した事を発表した。その内5社は仮想通貨XRPを一部送金で利用する方針を示しており、特筆すべきは内1社がxRapidにとって初の銀行である点だ。
英銀行が初のxRapid導入を発表、13社が新たにリップルネット加入
リップル社は公式ツイッターから新たに13社がリップルネットに加入した事を発表した。既にリップルネットには200社以上の送金企業や銀行等の金融機関が加入している。
新規加入した13企業の内5社が、送金時の流動性向上の為に仮想通貨XRPを利用する事を発表している。
5社の1つでロンドンとカリブ海セントルシアに拠点を置くEuro Exim Bankは今年から国際送金に現在150億ドル相当(約1.6兆円分、Fortune社)の流通量を誇る仮想通貨XRPを利用する事を発表した。
同銀行のディレクター、Kaushik Punjani氏は以下のようにコメントした。
リップル社と提携してxCurrentとxRapidの両方を導入する事となった。これらが顧客にもたらす利点に期待している。
注目点は、新規加入した13企業の内5社が、送金時の流動性向上の為に仮想通貨XRPを利用する事を発表している事だ。
なおリップル社は仮想通貨XRPを利用せずとも、リップルネット加入企業は「リップル社の技術と最先端のAPIを駆使して、速く、低コストで透明性の高い送金が可能となる」と述べているが、XRP採用事例が急加速した点は大きな注目点であり、XRPの実利用拡大は相場にもいい影響を与えそうだ。
さらに特筆すべきは5社の1つでロンドンとカリブ海セントルシアに拠点を置くEuro Exim Bankは、今年から国際送金に現在150億ドル相当(約1.6兆円分、Fortune社調べ)の流通量を誇る仮想通貨XRPを利用する事を発表した。
これまで送金業者の利用が多かったXRPの利用だが、今回Euro Exim Bankが銀行では初めてxRapidを導入する事となった。
なお、Euro Exim Bankは実際にXRPを保有するわけではなく、ペイメントプロバイダのBitPayが仮想通貨の運用を担うこととなる。
同銀行のディレクター、Kaushik Punjani氏は以下のようにコメントした。
リップル社と提携してxCurrentとxRapidの両方を導入する事となった。これらが顧客にもたらす利点に期待している。
また同銀行の運営部長のGraham Bright氏は今年の後半にはXRPを取り扱うエクスチェンジサービスを開始する予定でもあると大手メディアFortuneに対して語っている。
リップル社は仮想通貨XRPを利用せずとも、リップルネット加入企業は「リップル社の技術と最先端のAPIを駆使して、速く、低コストで透明性の高い送金が可能となる」と述べている。
今回新たに加入を発表した企業は以下の通り。(紹介順はリップル社参考)
- Euro Exim Bank(仮想通貨XRPを利用)
- SendFriend(仮想通貨XRPを利用)
- JNFX(仮想通貨XRPを利用)
- FTCS(仮想通貨XRPを利用)
- Ahli Bank of Kuwait
- Transpaygo(仮想通貨XRPを利用)
- BFC Bahrain
- ConnectPay
- GMT
- WorldCom Finance
- Olympia Trust Company
- Pontual/USEND
- Rendimento
また今回の発表に際して、リップル社のCEOであるブラッド・ガーリングハウス氏は以下の様にツイッター上で発言した。
昨年、複数の著名評論家が金融機関は送金フローの中で絶対に仮想通貨を利用しないだろうと予想していた。当時も言っていた点を私は強調する:ユーザーにより良いものを、低コストで提供できるなら彼らは(仮想通貨を)利用するだろうし、実際に利用している!
リップル社によると、現在リップルネットは6つの大陸を跨ぎ、約40カ国以上で送金ネットワークを展開している。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します