仮想通貨初期から投資を行うファンド企業、約65億円の資金調達ラウンドを開始
- コインベース出資の仮想通貨企業が2次投資ラウンド開始
- 仮想通貨取引所コインベースや、OpenSea、時価総額27位のAugur(REP)に投資している仮想通貨ファンド企業1Confirmationが、6000万ドル(約65億円)を目標に追加出資を開始した事が判明した。今後も仮想通貨や、予測市場プラットフォームに投資していく方針だ。
仮想通貨ファンド、2次投資ラウンドを開始
仮想通貨投資ファンドの1confirmation社が追加出資6000万ドル(約65億円)を目標に、第2資金調達ラウンドを開始したことがウォール・ストリート・ジャーナリストの報道で判明した。
1confirmation社が2017年12月に決行した資金調達では、アメリカの「マネーの虎」に相当するバラエティー番組Shark Tank(シャークタンク)で有名なMark Cuban氏やPayPalのCEOであるPeter Thiel氏と言った大物投資家から2700万ドル(約29億円)を集めている。
1confirmation社のCEOであるNick Tomaino氏は元々、米仮想通貨取引所コインベース出身で、仮想通貨初期からブロックチェーンや様々なプロジェクトに加わっていた事から先見の明が評価されている。同社の命名理由も、ブロックチェーンの承認プロセスの承認(confirm)が基となっている。
PoWの場合、マイニングで台帳の過半数以上が合意しなければならないため、1つの承認だけでは実際足りないが、Tomaino氏は一番早く有望で、将来性のあるプロジェクトに投資していく事を誇っている。
1confirmation社がファンディングを提供している仮想通貨、プロジェクトや仮想通貨企業は以下の通りである。
- 仮想通貨Augur(REP)
- Veil(Augurを活用する仮想通貨企業)
- OpenSea
- Nervos
- Harber
- dYdX
- Bloxroute Labs
仮想通貨企業1confirmation社は上述の通り、予測市場を提供する仮想通貨AugurのトークンであるREPや、Augurの技術を活用するVeil社に出資しており、創設者であるCEOのTomaino氏はブログ内で以下の様に言及した。
中央集権されたプロダクトは高度の連携、早期の意思決定、そしてインフラやツールを持っている。分散化されたプロトコルがそれらを有していないため、進捗が遅い傾向がある。
しかし重要なのは前に進んでいることで、そう言った点では、Augurネットワークは過去3年間で確実に向上している成長が明らかでAugur v2のようなプロダクトや今年オープンを予定しているVeilの様なプロジェクトが控えているのはいい点だ。
スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者11,000名突破。
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します