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イーロン氏のxAI、仮想通貨専門家の採用開始 AIモデルに取引手法を教育

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

時給最大100ドル、リモート勤務可能

イーロン・マスク氏が率いる人工知能企業xAIは3日、仮想通貨取引の専門知識をAIモデルに教える「仮想通貨金融専門家」の採用を開始した。時給45ドルから100ドルで、完全リモート勤務が可能だという。

同社の公式採用ページによると、採用される専門家はxAIの先進的なAIモデルの訓練に携わり、オンチェーン分析、DeFiプロトコル、先物・デリバティブ取引、クロス取引所アービトラージなど、高度な仮想通貨取引戦略をAIに教える役割を担う。

応募資格として、定量金融や金融工学、コンピュータサイエンスなどの修士号または博士号、あるいはクオンツトレーダーや仮想通貨アナリストとしての実務経験が求められる。Pythonによる仮想通貨分析のスキルや、Dune Analytics、Glassnode、Nansenなどのデータツールの使用経験も重視される。

専門家は、テキスト、音声、動画形式でのデータ生成に関与し、詳細なアノテーション、モデル出力の評価、取引戦略の解説などを提供する。ワイオミング州とイリノイ州を除く米国全土、および国際的にも応募可能だ。

関連:イーロン・マスクのX、仮想通貨・ミームコイン関連など専門分野別リスト機能を開始

AI取引が仮想通貨市場で急拡大

人工知能を活用した仮想通貨取引は2025年以降、急速な成長を遂げている。市場調査会社の報告によると、AI仮想通貨取引市場は2024年の37億ドルから2034年には469億ドルに達すると予測され、年平均成長率は28.9%に上る。

2026年時点で、仮想通貨取引の約65%が自動化されており、AI取引ボットが市場の主要なプレーヤーとなっている。従来の人間による取引と比較して、AIは24時間365日稼働し、膨大なデータをリアルタイムで分析し、感情に左右されない客観的な判断を下すことができる。

特に注目すべきは、AI取引システムが従来の手法を15〜25%上回るパフォーマンスを示すケースが報告されていることだ。

AIは価格データ、オンチェーン分析、ソーシャルメディアのセンチメント、マクロ経済指標などを統合的に分析し、人間では発見できないパターンを検出できる。

この技術革新により、仮想通貨市場には新たな職種も生まれている。アルゴリズム設計者、AIモデル監視専門家、リスク・コンプライアンス担当者など、AIと金融の専門知識を兼ね備えた人材への需要が高まっている。

xAIによる今回の採用は、大手AI企業が仮想通貨取引分野への本格参入を示す象徴的な動きとして業界で注目を集めている。

関連:サークルCEO「5年で数十億のAIエージェントがステーブルコイン利用」と予測

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