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「ビットコインは横ばいの調整局面に突入の可能性」クリプトクアント創業者

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

新規資金の流入が枯渇中

オンチェーン分析企業クリプトクアントの創業者であるキ・ヨンジュ氏は1日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)は売り圧力が続き、新規資金の流入が枯渇しているため下落していると述べた。

出典:クリプトクアント

実現時価総額は横ばい状態にあり、新規資金の流入がないことを意味していると指摘。こうした環境で時価総額が下落すれば、もはや強気相場とはいえないとしている。

なお、実現時価総額とは各ビットコインが最後にオンチェーンで移動した時の価格で評価し、それを合計したものだ。ビットコインが動かない限り増えないため、新規資金流入の有無を示す。

ビットコインの時価総額は、執筆時点で約1.55兆ドル。過去一年間では22%下落しているところだ。

ヨンジュ氏は、初期保有者は、ビットコインETF(上場投資信託)やストラテジー社(MSTR)の買いによって、大きな含み益を得ていると続ける。

こうした投資家は昨年初めから利益確定を進めていたが、同時に新たな資金流入が旺盛だったためにビットコインは10万ドル付近で推移していたと指摘。しかし現在、流入は枯渇しているところだとしている。

また、代表的なビットコイン・トレジャリー企業であるストラテジー社の動きが、今回のサイクルでの上昇の大きな原動力になっていたとも述べた。同社が保有するビットコインを大幅に売却しない限りは、以前のサイクルのような70%規模の暴落は起こらないだろうとも予想している。

なお、ストラテジー社は仮想通貨の弱気市場に備えて、米ドル準備金を積み立てているところだ。配当などの支払いにあてる目的であり、これにより市場下落時でもビットコインの売却を出来る限り遅らせる狙いだ。

関連:ストラテジー社の米ドル準備金が3400億円超に、「仮想通貨の冬」に備え

ヨンジュ氏は、売り圧力が続いているため、底値はまだ明確ではないものの、今回の弱気相場は上下の振り幅が大きい、横ばいの調整局面を形成する可能性が高いだろうと予想した。

ストラテジー社は先週ビットコイン買い増し

直近では、ストラテジー社は1月26日、ビットコインの追加購入を発表。1BTCあたり約90,061ドルで、2,932BTCを約2億6,410万ドルで取得した。合計では、約541億9,000万ドルで取得した712,647BTCを保有していると述べた。

ビットコインの市場価格は現在約77,000ドルで推移している。

出典:ストラテジー社X投稿

ストラテジー社は1日、ビットコインを蓄積する財務戦略を開始してから2,000日が経過したと投稿した。

最近では、世界的な株式指数を提供するMSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)が総資産の50%以上を仮想通貨で保有する企業を指数から除外する可能性が浮上していたが、2月の見直しでは実施されなかった。

関連:米MSCI、仮想通貨保有企業の指数除外案を見送り ストラテジー社などが残留へ

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