仮想通貨STOプラットフォームPolymath、900万ドル(現供給量の25%)相当のロックアップを発表

Polymathが900万ドル(約9.9億円)相当となる7500万POLYのロックアップを発表
セキュリティトークンプラットフォームのPolymathは、およそ900万ドル(約9.9億円)相当にあたる7500万POLYのロックアップを発表した。対象トークン数は現供給量の25%にも及び、ロックアップ期間は2024年1月までの5年間となる。

Polymathが900万ドル(約9.9億円)相当のロックアップを発表

セキュリティトークンプラットフォームのPolymathは、現時点でおよそ900万ドル(約9.9億円)相当にあたる7500万POLYのロックアップを実施することが、米国時間25日に公開された公式発表で明らかになった。

今回ロックアップされるトークン数は、総発行量に対して7.5%、現在すでに供給されてるトークン数に対しては25%にも及び、市場価格にも影響する可能性がある。

対象トークンの出処は、74%(5700万POLY)は企業の保有分から、残りの26%(1800万POLY)は設立者らの保有分から回される予定で、ロックアップ期間は5年間とされており、2024年1月に再びリリースされる。

Polymath共同設立者のChris Housser氏は今回のロックアップについて、仮想通貨市場の低迷による資金不足から多くのプロジェクトが中止や人員削減に至っている背景を踏まえつつも、「我々が示してたいのは、このプロジェクトの財政状況は健全であることで、それゆえにそれらのトークンは現時点で必要性はないということだ」とCoindeskの取材に対して回答している。

また、公式ページでは、今回のロックアップを「このスマートコントラクト(ロックアップ)は5年間に渡るPOLYトークンの安全な保管となる」とも説明している。

多くのプロジェクトが資金不足に苦しむ中での今回のロックアップであるが、Polymathにとっての一つの好材料として捉えられるだろう。

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昨年のICOブームを経て様々な詐欺的なプロジェクトが溢れた中、新たな資金調達法として注目を浴びるセキュリティトークン・オファリング(STO)。 適応できる分野が広く、規制に準ずる為、その大きな潜在能力に期待が寄せられている。

Polymathとは

Polymathは、現在注目を浴びるセキュリティトークンの取引や発行(STO)を行うことを目的としたプラットフォームであり、仮想通貨POLYは基軸通貨の役割を果たしている。

2018年1月に実施されたトークンセールでは、2億700万ドル(約226億円)の資金調達に成功。現在、既にローンチされたメインネット上では、100以上のトークンと40以上のセキュリティトークンを取り扱っている。

ICO規制の厳格化、セキュリティトークンやSTOへの期待が高まる中で注目のプロジェクトである。

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仮想通貨STOプラットフォームであるtZeroが来週末の1/26にまでリリースする予定であると同社CEOが発言した。tZEROはSTOプラットフォームとして高い期待が寄せられているプロジェクトの1つであり、自社のSTOを昨年8月にも実施している。
米eコマース大手「Overstock.com」が所有するセキュリティトークンのプラットフォームtZEROにて、昨年8月までに投資家1000人によって購入された分のトークンの提供を開始したことが判明した。
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