グーグルクラウドがスマートコントラクト開発プラットフォームの取り扱い開始、公式発表と共に仮想通貨ONT価格も一時急騰
- グーグル、スマートコントラクト開発プラットフォーム提供を開始
- グーグルクラウドが23日、ONTologyのスマートコントラクト開発プラットフォームを提供することが判明した。AWSやマイクロソフトAzureなど、「主要なクラウドサービスで提供される数少ないパブリックチェーン」とONTology社は言及している。
グーグルクラウド、スマートコントラクト開発プラットフォーム提供を開始
時価総額20位の仮想通貨ONTologyのスマートコントラクト開発プラットフォームが23日、グーグルクラウド上からアクセス可能となったことがONTologyの公式ブログで発表された。
ONTology Development Platformと称されたサービスについて、公式ブログ内は以下のように説明されている。
クラウドサービス上で提供されるONTologyの開発プラットフォームを活用することで、ローカル環境を構築しなくてもスマートコントラクトを試用することができる。
今回発表された「ont_dev_platform」はパブリックチェーンであるオントロジーのブロックチェーン上でスマートコントラクトの開発を可能にするIDE(統合開発環境)が含まれている。
ONTologyの開発プラットフォームは12月末にはAWSとマイクロソフトAzure上でも取り扱いが発表されており、今回グーグルでも取り扱いが開始されたことで、「主要なクラウドプロバイダーで提供される数少ないパプリックチェーンになった」と公式ブログは述べていた。
ONTologyは企業向けのパブリックチェーンで、中国の代表的な仮想通貨NEOの開発に携わったOnchain社が関わっている。
仮想通貨ONT価格への影響
グーグルクラウドでONTologyのスマートコントラクト開発プラットフォームが提供されたことが発表された直後、仮想通貨ONTは最高で約57%程の上昇をみせたが、現在では1ドル付近で落ち着いている。
ONTの上昇は12月にAWSやマイクロソフトAzureで同プラットフォームの取り扱いが発表された際も見られたが、今回の発表直後の上昇の方が強い勢いが見られた。
また先週、ビットコインやイーサリアムを筆頭に価格が上昇を見せた時価総額ランキング上位20の通貨銘柄においても、ONTの上昇幅は最高の数値だった。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します