米コロラド州、仮想通貨を正式に合法化|有価証券に該当しないことを明示

コロラド州、仮想通貨を区分する法案可決
米コロラド州では7日、「デジタルトークン法」が正式に法律となった。仮想通貨を有価証券としてではなく独自の資産クラスとして意義付けする。

コロラド州も、仮想通貨法案が成立

米コロラド州知事のJared Polis氏は米時間7日、仮想通貨・ブロックチェーンの開発と普及を目的とした「デジタル・トークン法」に署名し、正式に成文法にした。

ブロックチェーン技術にとっては大きな日だ。

州知事のPolis氏はトークン法を主要な立法者とともに署名した。

今回コロラド州では「デジタルトークン法」が可決され、法的条件を満たした仮想通貨を有価証券とは根本的に違う性質を持つものとして定義するものだ。

暗号化されたブロックチェーンで価値を送付するものは、株式などの金融商品とは異なる法が適用されるため、仮想通貨の発行を試みるビジネスは有価証券としての規制ではなく、「デジタル・トークン」として登録を行う事ができるという。

この法案の可決は一つの州における動きではあるものの、連邦政府による統一した仮想通貨関連法律が未だ存在しない米国全土において、ブロックチェーン技術を受け入れ、積極的に法整備を行う州政府が今後も増えていくことを意味しているだろう。

なお、仮想通貨・ブロックチェーン業界に対して前向きな規制を取る州は2019年に入ってから頻繁に見られており、3月初旬にはワイオミング州で今年の1月に可決した「デジタル資産法」が施行されたほか、ブロックチェーン上で銀行帳簿を記録することも合法化されている。

本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

米西部のワイオミング州が先月に続き、さらに2つの仮想通貨関連法案を可決した。仮想通貨の直接的保有を州政府では初めて財産として認めたほか、ブロックチェーン業界に対して友好的、かつ米国の仮想通貨事業が変わる法整備が次々に進められている。
米州議会は、既存の証券法を改正し、仮想通貨を有価証券として見なさないとする新法案を提出した。ブロックチェーンの先進州とされるワイオミング州からも称賛の声が上がっている。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者13,000名突破。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

コメントしてBTCを貰おう 新着ニュースをチェック

速報

新着記事

人気記事ランキング