世界的証券取引所ナスダック、仮想通貨XRP(リップル)指数を追加へ

ナスダックがXRP指数を追加へ
世界的証券取引所ナスダックが、5月1日から新たに、仮想通貨インデックスにXRPリキッドインデックス(XRPLX)を追加する。これはビットコイン・イーサリアム指数の追加に続き、3度目となる仮想通貨インデックスの追加となる。

ナスダックがXRP指数を追加へ

世界的証券取引所であるナスダックは5月1日から新たに、仮想通貨インデックスにXRPリキッドインデックス(XRPLX)を追加することを明らかにした。

XRPLXは、ニュージーランドに拠点を置くBrave New Coin(BNC)社によって開発されているが、同社はレポート内にて、この新インデックスを以下のように説明している。

XRPLXのソースデータは、取引高・板の厚さで流動性に優れた取引所を参照しており、それら取引所は、不安定で競争の激しい市場で運営されている第三者機関だ。

BNCはインデックスの質を保つため、四半期ごとに、参照する取引所およびインデックスの算出法を見直している。

現在、参照している取引所は、Bitfinex、Bitstamp、Poloniex、Krakenで、次回の調査後には、コインベースが追加される予定だ。

またXRPLXは、2014年まで遡ったデータを参照しており、同指数の更新頻度は30秒に1回とのことだ。

今年の2月には、ビットコインとイーサリアムの指数が追加されており、仮想通貨インデックスの追加は今回で3回目となっている。

なお、現状では仮想通貨関連の金融商品の開発が思うように進んでいない現状があるが、今後先物やETFなどが開発を行う上で、このようなインデックスがナスダックに追加されることは重要な動きとなる。

ナスダックの動向

ナスダックは先日、仮想通貨の模擬取引を試験的に開始しており、ビットコインなどを含む仮想通貨の取引ペアがペーパートレードとして確認されている。

チャート上で確認できる取引ペアはBTCとLTCで、ティッカーシンボルは「CXERX」だ。

現状ではビットコインの取引ペアは実際の取引ペアではなくペーパートレードであることがわかっているという。ビットコインの取引ペアが実際にはまだ取引されていないため、サポート側は詳細なコメントは控えている。

ペーパートレードとは

実際の売買が行われず、架空の資金で取引の練習が行える取引。デモトレードとも呼ばれており、投資初心者などにトレードの練習目的で多く利用されている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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