ビットコインキャッシュのハードフォークでカウントダウンが開始|日本の仮想通貨取引所でも入出金を停止へ
- 迫るビットコインキャッシュのハードフォークでカウントダウン開始
- 今月15日に予定されるビットコインキャッシュのハードフォークを受け、海外サイトで実行ブロックへのカウントダウンを開始。日本の取引所でも続々と対応方針を発表。
ビットコインキャッシュのハードフォークでカウントダウン開始
ビットコインキャッシュ(BCH)は、ハードフォークを伴うネットワークのアップデートを、5月15日(水)(UNIX タイムスタンプ 1557921600)に予定している。ハードフォークの実施が迫る中、コミュニティ主導のビットコインキャッシュのデータも分析するサイト『CoinDance』にて、カウントダウンがスタートした。
カウントダウンでは2日後にあたる15日の20時あたりに実行が予定されている。(ブロックの進行状況によって前後する。=UNIX タイムスタンプ 1557921600)
また、日本のでビットコインキャッシュを取り扱うコインチェックやbitFlyerでは、すでに入出金停止のアナウンスを行い、ハードフォーク付近の送金などへの注意喚起を行なっている。
アップデート内容
今回実行される主なアップデートの内容は、次の3つの項目となる。
- シュノア署名の実装
- SegWitアドレスへの誤送信通貨の回復
- システムによる自動的なリプレイプロテクション
それにともない、現時点ではZaifやBitPointなど複数の国内取引所も対応を発表。サービスの安定稼働の確認が取れるまでの間で、BCHの入出金停止の措置がとられる見通しだ。
シュノア署名とは
「シュノア署名」とは、複数人の署名(マルチシグ)による送金のデータサイズを大幅に削減できることを特徴とする、電子署名アルゴリズムの1種である。
シュノア署名の実装によって、帯域幅要求(各アプリケーションが必要とする一定時間当たりの送受信データ量)における25%の削減が可能になるともされており、スケーラビリティの向上が見込まれている。
これは、これまでビットコインキャッシュが採用してきた電子署名アルゴリズム「ECDSA」からの変更となる。ECDSAは、現在ビットコインやイーサリアムも採用している電子署名アルゴリズムである。
また、シュノア署名の採用による、取引手数料の低下や、匿名化技術「CoinJoin」との組み合わせによるプライバシーの強化にも期待がされている。それら様々なメリットをもたらす可能性があることから、3つのアップデート項目の中でも最も注目を集めるものとなっている。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します