仮想通貨取引所コインチェック上場でモナコインが高騰|国内の新規上場は1年4ヶ月ぶり
- コインチェックにモナコインが新規上場
- 国内の仮想通貨大手取引所コインチェックは31日、モナコインの新規上場を発表した。国内での新規コイン上場は、2018年1月末にbitFlyerにLiskが上場して以来、約1年4ヶ月ぶりとなる。
コインチェックにモナコインが新規上場
国内大手取引所コインチェックは31日、モナコインの新規上場を発表した。Monacoinの取扱い開始は、2019年6月上旬を予定しており、これによりコインチェック社で取扱う仮想通貨は10種類となる。
これに伴い、ビットコインや主要アルトコイン価格が軒並み反落する中、モナコイン価格は前日比20%高(31日14:40時点)を超え、150円に到達して逆行高となっている。
国内での新規コイン上場は、2018年1月末にbitFlyerにLisk(LSK)が上場して以来、約1年4ヶ月ぶり。
6/5追記:モナコイン上場か
モナコインとは
モナコインとは、匿名掲示板(2ちゃんねる)発祥の日本発仮想通貨で、コミニュティ支持率の高さから関連サービスが充実している。2014年1月1日から流通開始しており、比較的歴史が長い。
昨年9月、取引所Zaifからビットコインキャッシュとモナコインのハッキング被害が報告されたが、今年4月には、Zaifは株式会社フィスコへの承継業務終了の予定を踏まえ4月23日より「モナコイン(MONA)」の現物取引を再開すると発表している。
金融庁は1月11日、マネックスグループで国内最大手のコインチェックに対し、改正資金決済法に基づく「仮想通貨交換業者」として、業登録を行った。今回新たなアルトコインの新規上場が実現したことは、国内取引所における金融庁の「規制面整備フェーズ」がひと段落したことを示唆しており、これを皮切りに、他の国内仮想通貨交換業者でも新しく金融庁のホワイトリスト入りする通貨が増え始め、他国に遅れを取っていた交換業者の取り扱い銘柄数やサービス充実度で、カンフル剤となる可能性がある。
仮想通貨・ブロックチェーンについて、国会答弁でも「イノベーションの観点と利用者保護のバランス」を重点に掲げる金融庁。国内市場では、コインチェックハッキング事件に端を発する”空白の1年半”が尾を引いており、長い間停滞していた日本の仮想通貨業界の活路を開くことができるか、大いに期待される。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します